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産後、子どもを手に抱きつつ、青い夏空を見上げながら、世界に取り残されたと思った鍼灸師さんの話

私が子どもを産んだ助産院には、いま思えば、自分の出産体験をありのままにお話しされる方がけっこういました。

その助産院でケアを担当していた鍼灸師さんは、初めて子どもを産んだときは沖縄に住んでいて、「突き抜けるような夏空なのに、自分は赤ちゃんとふたりで部屋にいて、世界に取り残されたと思って涙が止まらなかった」と言っていました。

世の中のメディアに、こうした出産後の女性の孤独感や無力感のような気持ちは、あまり出回らない(出回っているのか??)ようにも思う。

産後うつ、産後クライシスといった言葉は知られるところになったけれど、それから、虐待も知られるところになったけれど、根っこの部分はまだ言葉にされていないようにも思う。

核家族化が進んだこともあるだろうか。産後の女性の周りに新米ママを支える人たちは希薄になってしまって。たまに、実母や義理の母が手伝ってくれても、新米ママへのアドバイスは新米ママにとっては「ダメ出し」だったり「おせっかい」だったりするもので。

頼りになるはずの夫に理解してもらいたくても、赤ちゃんにかける時間で精一杯で、細やかなコミュニケーションをパートナーととる間もないまま日々は過ぎていき。

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