エーリッヒ・フロムは、社会(心理)学・精神分析・哲学とを通して、「人間」について深く考察した素晴らしい学者のひとりです。
『自由からの逃走』『愛するということ』などは、よく知られた著書でしょう。
何年たっても色褪せない古典というものはあるものです。
ちなみに、フロムはこの著書の中で、精神分析の祖であるジークムント・フロイトを批判的に考察しています。経済学者ピーター・ドラッカーの本によれば、フロイトの精神分析は実際のところ、当時の経済・労働状況というのを考慮に入れる必要があることを教えます。
そんな観点から、私たちは新しい対人援助のあり方を考えてみる必要もあるかもしれません。