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LYRA Vernaccia di Sangimignano 2020 Il Palagione

トスカーナ州が誇るDOCG格付けの白ワインですが、どこか影が薄いのは気のせいか。あまり店頭に並んでいるのも、オンリストされているのも見ないような気がするが、気のせいとする。

基本的にイタリアの土着品種の白ワインに樽熟成が必要なもの、好ましいものはあまりないと考えている。その理由はまたいつか。

このLYRA(リラ)は、熟成に10%ほどトノー樽が使用されています。飲めば香味に出しゃばるような樽の個性はなく、まろやかさに寄与している程度で樽が使用されていても気にならないのはいい。

アーモンドなどナッツ系やオリーブ系のオイルなまろやかさがあり、香味は柑橘系と白い果肉果汁のどちらかが勝つわけではないバランスも複雑でいい。青リンゴや、苦味の要素もあり単一品種にしては複雑さに秀でており、余韻も長い。

茹でたてのぶっといアスパラガスと、おいしい白、オリーブオイルが欲しい。


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