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京都サンガFC 2023編成の個人的な期待度と評価

チームは沖縄キャンプを終えて最終調整中。開幕まで1週間を切りました。
非公開情報が多いものの、公式SNSや京都新聞さんの情報で、ある程度チーム陣容が見えてきています。

良くも悪くもここから大きな変化はないはずです。このメンバーで2023編成が固まったと仮置きして、各ポジションの編成を個人的に評価していきます。

評価の前提

前シーズンの課題振り返り

過去3回の2022年振り返り記事で、残留・順位アップのために必要なポイントは以下3点であると分析しました。

  • スプリントを土台としたハイプレス×カウンターの洗練

  • ハイプレス×カウンター以外の武器作り

  • 外国人選手の稼働率向上

補強は課題をクリアするため一手段です。課題に対応した選手編成が行えたかどうかは重要なポイントです。念頭に置いていきましょう。

評価基準と内訳

A~Eの5段階で評価。
感覚だけで評価するのも何なので、以下3点の基準をベースに検討します。

  1. 安定性
    ⇒選手のJ1実績、選手数

  2. 成長性(期待性)
    ⇒他リーグでの実績、伸びシロ(過去2~3年での成長度)

  3. 効率性
    ⇒課題・チームへのフィット外国人枠の有効活用

前置きはこれくらいに。さっそく中身に行きましょう。

アタッカー

センターフォワード

評価:B

「もしかして私のCF…多すぎ...?」で話題になったポジション。過多だ過剰だとの批判は多かったものの、ウタカの穴埋めを筆頭にした昨年の課題潰しを考えると「過剰だ」とは言えない編成です。
詳しくは先日書いたnoteにて

一美は1.5列目としての位置付けの模様で、イスマイラ残留を含めてメンバー数・クオリティ共に悪くない編成ができたとの感想。
ウタカ→パトリックの交代がうまく機能するか。ここに今年のポイントが集約されます。

サイドハーフ(シャドー・ウイング)

評価:C

サイドアタックが右も左も機能しなかった昨季ですが、特段のテコ入れなし。厚くしたCFと比べると寂しい印象です。

右は豊川・宮吉・山田。戦力的にもよい構成ですが、適切な競争が期待できる面子なのがステキです。
一方で左が薄く、本職MFの天馬が今年も左を主戦場とすることになりそうです。パウリーニョのフィットにかかっています。ユースで圧倒的な存在感を見せていた平賀君にとってはチャンスなので、期待。前評判の高い一美の頑張りも必要なところです。

ミッドフィルダー

ウイングバック

評価:E

本当はEマイナスだったのですが、飯田の契約更新によりEにアップ。
右はスプリントモンスター白井を軸に、荒木・飯田・福田が争う関係に。白井を脅かせるような競争ができれば最適です。

一方で左が厳しいメンバー。オギが抜けて、加入した三竿は本職センターバックの選手です。佐藤響は昨年のパフォーマンスを見ているとレギュラー扱いは難しく、植田君はデビュー済みとはいえユース上がりで期待をかけすぎるわけにはいきません。
(手首の可動域は広げておくので、5月くらいに手のひらクルクルさせてほしい)

明らかに穴が空いてしまっているポジションです。
イヨハをコンバートしたり、夏の中断期間であたふたしている様子が目に浮かぶようで…。そう考えるとメンデスは残留してほしいですね。

センターハーフ

評価:B
バリバリの実績を持つ選手の加入はありませんが、昨季のメンバーを丸っと残すことに成功しました。特に武田将平が大きい。

キジェサッカーで重要極まりないポジションなのに、昨季は中盤以降はケガやコロナで特定の選手に負荷が集中し、後半のパフォーマンスダウンに繋がりました。反省を生かして充実のメンバーが揃っています。

中盤の得点力不足の鍵を握るのは平戸。個人的な期待選手は「栃木のキング」とレンタル先で絶賛されていた谷内田哲平です。アカデミー組の福岡・川崎への期待は言わずもがな。
金子は、昨季CBの真ん中で高いパフォーマンスを見せてくれました。オプションを広げる観点でも良い完全移籍でしたね。

ディフェンダー・GK

ディフェンダー

評価:A

「堅実に勝ち点を稼ぐには真ん中、特に後ろを固めよ」とのセオリーに沿った陣容です。
麻田と井上の残留の時点でB+。加えてアピの残留や三竿・イヨハの加入もあり、クオリティと競争の両面で素晴らしいメンバー。サンガの立ち位置を考えるとこれ以上ない編成が実現しました。

一方で、CBと目していた三竿はアクセル役がメインの模様。契約に関するリリースがないメンデスの動向が気になります。控え扱いに納得いかない気持ちは重々承知のうえで、今年も一緒に戦えれば…と思います。

GK

評価:B

上福元が抜けた痛恨の流出をハーンが埋められるか。若原・ウッドには厳しい競争が待っていますが、エールディビジで実績あるクラスの選手で穴を埋めたい気持ちは十分理解できます。

評価がAではくBな理由。一枠しかないGKに外国人枠を2つ使う効率性と、アカデミー出身である若原の出場機会を奪いかねない編成であるためです。
せめてレンタルとの選択もあったのでは。あくまで個人的な評価です。


以上です。
開幕まであと6日。良い予想は当たってほしく、悪い予想は外れてほしい。都合の良い期待を込めながら書いてみました。


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最後までご覧いただきありがとうございました!

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