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2023年J1サンフレッチェ広島編成(GK編)

今日からnoteを更新していくつもりの紫弓と申します。
サンフレッチェを筆頭にJリーグが好きな人たちが少しでも楽しめるようなコンテンツを提供できるように頑張ります。

まずは得意分野というか
サポートチームであるサンフレッチェ広島の2023の編成についてつらつらと書いていきたいと思います。

2023サンフレッチェ広島GK陣

背番号1 :林 卓人
背番号21:田中 雄大(新加入)
背番号22:川浪 吾郎
背番号38:大迫 敬介
今年のサンフレッチェのGKは1名増えて4名体制となっております。
1名増えた理由は2つあると思っています。
1つ目の理由が「選手層」、2つ目の理由が「競争」です。

増員の理由:「選手層」

昨年の6月はサンフレッチェにとってGKが悩みどころでした。
大迫選手は日本代表に呼ばれ不在。林選手はコンディション不良。
その間にもルヴァンカップのPOステージが行われていたのですが、出場可能なのが川浪選手だけという状況でした。
その緊急事態はユースから名越くんを連れていくことで乗り切りましたが、ギリギリの状態であったと言わざるを得ません。

今年で林選手も41歳です。
コンディション万全ならまだまだJ1で戦える選手であると信じていますが、コンディションを整えるのが難しくなっている年齢であることは否定できません。
また、昨年のように大迫選手が代表に呼ばれることもあるでしょう。
そうなると、また実働部隊が川浪選手のみという事態にもなりかねません。

サンフレッチェが1名増員したのは、①林選手の加齢と②大迫選手の代表選出という2つの事象に対する必要な措置として「選手層」に厚みを持たせるのが理由だと思います。

増員の理由:「競争」

チームのレベルアップのためには多くの場合選手間の競争が必要になります。
サンフレッチェのGKはここ数年林選手と大迫選手が正GK争いを繰り広げており、2022年も開幕スタメンGKは林選手でした。
しかし林選手がコンディションを崩した後は、
1番手:大迫選手 2番手:川浪選手 3番手:林選手
という序列は一度も変わらずシーズンを終了しました。
この流れがもし今年も続けば正GK争いだけでなく控えGK争いすらない可能性もありました。
林選手がコンディションを戻せばそんな不安はないのですが、先ほども書きましたがどうしても年齢のリスクがあります。
そこで田中選手を獲得してどこかしらで「競争」を起こそうと思ったのではないかなと思っています。

今季のGK達

林 卓人


林 卓人

今年41歳を迎える守護神。
ここ数年は大迫選手と正GK争いを続けており、守護神としてチームを救うだけではなく大迫選手の成長にも大きく貢献してきました。

特徴は大迫選手に優るとも劣らないセービング技術、経験に裏打ちされた安定感、PKストップ能力です。
決して動けないGKでもなく、ピンチにはしっかりペナ外まで出て対処できます。
今年も大迫選手の評価は上がっているのではないかと思いますが、そこから開幕スタメンを奪えるだけの能力は未だにあります。

課題は年齢によるコンディション調整と足元の技術の所でしょうか。
ボール回しに参加できないレベルではないですが、ロング・ミドルパスの部分には課題があるように感じます。

しかし、2022年は開幕スタメンを勝ち取ったものの6節の欠場で大迫選手にスタメンを譲り、5月の半ばからはベンチにもほぼ入らなくなってしまいました。
5月以降消えてしまった理由であるコンディション不良は公式のリリースが特になく不明ですが、今季のキャンプではしっかりTMに絡めていることからひとまず安心といったところでしょうか。
コンディションさえ整えば正GK争いに絡める選手なので復活に期待しています。

[余談] J1歴代防御率で8位、無失点試合数で5位とか聞きました。
Jのレジェンドですね。
(最近楽しく拝見している動画で見ました。 ↓ )

田中 雄大


田中 雄大

田中雄大。同姓同名の方が何人かいますね(^^;
新加入選手になりますが、秋田のバリバリのスタメンを獲得した形になりました。
経歴としては青森山田高→桐蔭横浜大→相模原→秋田となります。
地味に青森山田出身ってサンフレッチェの歴史であまりいない気がしますね。

特徴としてはJ2屈指のシュートストッパーということです。
他の3人も優れたセービング技術を持ってるのでそこは最低限必要なレベルですよね。
動画を見ましたが年々成長している様子が見て取れました。

上から2020→2021→2022のプレー集だと思うのですが、
2020は「よく止めるけど弾くところがまずいな」って感じを受けました。
それが2021には弾く場所がよくなっている印象を受けましたし、
2022にはそもそも弾かずキャッチすることが増えているような気がします。
この成長曲線を見ていると、正GK争いに割って入れるのではないかと期待してしまいます。
田中選手の獲得はチーム内競争を加速させるためのものだと思っていますので、大いにかき回して欲しいですね!

[余談]まだ出てきてないんですけど、よいキャラクターをしているそうなのでそっちにも期待です。(笑)

川浪 吾郎


川浪 吾郎

サンフレッチェのGK陣で最も高い192cmの大型GK。
特徴としてはサイズを活かしたセービング。ピッチでもベンチでもチームを盛り上げるムードメーカーでもあります。

課題は川浪選手も足元ですかねー。
現地で見たアウェイ神戸戦では練習から今一つハーフウェーへのパス精度がありませんでした。
試合勘のせいである可能性もありますが、なんとなくそこは課題のように感じました。

2022年の活躍ですが、やはりルヴァンカップPOですね。
大迫選手が代表に呼ばれ、林選手がコンディション不良だったルヴァンカップPOでは彼がいなくてはどーにもなりませんでした。
結果的にルヴァンカップで優勝したことを考えると非常に重要な役割を果たしたと言えるのではないでしょうか。

2023ですが、3枚目キャラのせいか何となく正GKになりそうな感じがありません(^^;
冷静に考えても2021は丸々ベンチ外で2022も正GK争いには絡めなかったことを考えると力の差はあるんでしょうね。
田中選手の獲得で全体的に競争が激しくなる可能性が高いです。
その中で技術を高めて正GK争いに加わってほしいです!

大迫 敬介


大迫 敬介

言わずと知れた2022守護神。
特徴はリーグ最高峰のシュートストップ能力ですね。
あとは稀に素晴らしいミドルパス・ロングパスを通します。
大迫選手の課題としてゴロなどのローボール処理を溢すことが多かったと思うのですが、今年はGKコーチが変わった影響かだいぶ良くなった印象です。

前述のローボール処理に関しては解消した大迫選手ですが、課題はまだあります。
1つ目は相変わらずのPK下手。
歴代の下田神・西川・林という各選手がPKに関して一定以上の期待感があったのに対して、止めたことが皆無に近いのでやる前から半分諦め状態です。
それでも段々コースは合いだしているのでもう少しって感じもします。
リーグ戦ではあまり影響がないとはいえ、天皇杯決勝のようなこともありますし、PKを止める雰囲気はやはり正GKには求めたいところです。

2つ目はキックの質です。
特徴でも言いましたが、稀に素晴らしいパスを通すのですが基本的には無難か微妙なパスが多いです。
ここを武器にできるように頑張ってほしいですね。

3つ目は安定感。
基本的には安定していますが、2022はちょくちょく芝に足を取られたりスリップしたりとよくわからんミスが出てました。
スパイクのせい?
ホンマに命取りになるポジションなんで、今年はアジャストしていってほしいなと思います。

2022は開幕スタメンは林選手に譲ったものの欠場を機に一気にポジションを奪い取り、最後まで正GK座を守り抜きました。
その中で特徴であるシュートストップは更に冴えわたりました。
一方で、GKコーチが変わった影響か改善が見られた点もありましたが、未だに課題となっているところも有り、まだまだ伸びる余地があるなと思いました。
次代が育っているわけでもないので、成長してチームを支えていってほしい選手です。

最後に

田中選手の獲得もあり大迫選手移籍説も出ていましたが、正直谷選手が今冬に海外へ行けなかったことを考えると代表の常連にならないと日本人GKの海外移籍はまだ難しいのかなと思います。
(一部の日本人大好きチームは除く)
なので、個人的には大迫選手が今季急に海外移籍するとは思っていません。
ただ次のW杯へ望む新チームに絡んでくる可能性はあり、そこでレギュラーが取れれば話は別です。
そうなるべく大迫選手は精進して欲しいですし、他の3人はそれを阻止するorいなくなっても大丈夫ってくらい活躍して欲しいなと思います。

以上サンフレッチェ広島2023GK陣の個人的まとめでした!

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