廊下を走るな

廊下を走るぜ、タタッタター、タタッタタッター、タタタッター、ダッシュダーッシュ、ダダダッシューー!!

「こら、廊下を走るんじゃなーーーーい!!」

担任の校長先生が叫んだ。血走った目で。ああ、そういえば廊下を走るのはいけないことだったな。思い出した。我に返った私は走るのをやめた。走るのをやめて歩いた。

うーむ。しかし廊下とは、一体どこなのだろうか。うむ、どこなのだろうか。どこなのだ「ろうか」の「ろうか」は廊下なのだろうか。気になるので、ホームルームで聞いてみよう。

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。ホームルームが始まる。(続く)

#逆噴射プラクティス #小説 #短編

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