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わた詩

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感情の極値の吐き捨て
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2024年4月の記事一覧

男の子からDMが来た

男の子からDMが来た

男の子からDMが来た
何も添えずに2つの詩
少し言葉が難しくて
しっかり意味が分からない

けど温かい想いが感じれて
応えたいと思ったの
私の想いを垣間見て
きっとあなたは王子様

ああ何て返そう
あなたが三晩来てくれて
私はこの檻から出ていくの

悩んで悩んでぼんやりしてくる

あなたのDMもぼやけて見えない

夢だった
ちくしょう

夜ごきげんよう

夜ごきげんよう

夜こんばんは
貴方と少し慣れてきた

小さい頃
高くて見えなかった貴方
真っ黒なスーツの脚しか見えなくて怖かった

夜のネクタイが見えた頃
貴方はまだ駅でよく見かける大人の人だった

夜はじめまして
私の瞳が冬のとき
貴方がはじめて声掛けた

吹雪で駆け出したあのときは
あなたを食べてしまいたいほど憎くて
貴方を見て大きく息を吸った

夜こんばんは
蛙の鳴く季節になったころ
私は貴方とツーショット

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卒業したら縁切る同盟

卒業したら縁切る同盟

卒業したら縁切る同盟
我らの誓いはただひとつ
卒業したら縁を切る

中高の友達、優しかったあの先生…
みんなと別れて生きていく

今の学校が楽しくないから?
いいや違う
たくさん感謝しているよ

それでも我らは生きていく
自分を見つけに新世界
今の我らしかみんな知らない

けどごめんね
私はきっと出来ないわ

友達と別れても、きっとセンセには会いに行く

噂話に生きている
我ら卒業したら縁切る同盟

サンダルを履いた少女

サンダルを履いた少女

白いカーテンから風がやってくる
心地よいつめたさが足を這い上がって消えていく
エナメルの靴の中は置いてって

風よ風よ私の足に残るものを全て持ってっておくれ

あぁ私が白い少女なら
気になるあの子にごきげんようって
そんな儚い夢の使いなら

裸足にサンダル
白いワンピース
顔も知らない人に手紙を書きながら
夏の私は白い少女

菜の花が散った

菜の花が散った

菜の花が散った
初夏の暑さがやってきて

菜の花が散った
緑の桜の樹の下で

菜の花が散った
野草に背丈を抜かされて

次の黄色はひまわりさん
たんぽぽさんとわたしは飛んでく

4月の天気のにちようび
菜の花が散った
菜の花が散った