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4. ゲーム内インターネットの内容チラ見せ【ゲーム制作日記】

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私たちが制作中の団地が舞台のゲームは2002年発売のGBAソフト『さくらももこのウキウキカーニバル』(ウキカニ)に深く影響を受けています。発売当時の広告チラシと箱をご覧ください。

『さくらももこのウキウキカーニバル』

通常、GBAソフトの箱の左下にはそのゲームのジャンルが書いてあるのですが、ウキカニのジャンルは「インターネットごっこ」という聞き慣れないジャンル名が書いてあります。そう、ウキカニはいわゆるアドベンチャーゲームなのですが、その名称だけには収まらない「ゲーム内インターネット」を使って擬似インターネットができる要素があるユニークなゲームだったのです。なので、チラシも新感覚アドベンチャーと書いてあります。

色んなWEBサイトをネットサーフィンしながら、ちょっとした謎解きをしたり、ミニゲームを遊んだり、キャラのことをもっと知ったり、ウキカニのインターネットごっこは他のゲームにはない新しい楽しさがありました。

そんなウキカニにインスピレーションを受けた私たちのゲームではキーワード検索ができたり、たくさんのWEBサイトを訪問できる予定です!↓開発中のゲーム画面です。

シナリオライターとして現在一ページずつ登場するWEBサイトを書いてますが、いくつか完成したWEBサイトがあるので、ウキカニに登場するサイトとともに、紹介させて下さい!私たちのゲーム画面は開発途中なので、Google Sheetsのスクショになりますが、内容だけでもシェアしたくて、今回の制作日記を書いてます。

ちなみに、私たちのゲームは、まだゲームタイトルをアナウンスしてないので、とりあえず『団地ゲーム』と呼びます。


色々な公式WEBサイト

ウキカニの舞台には様々なお店が登場し、それぞれに公式HPがあります。駄菓子屋みたいなレトロなお店にもHPがあります。そして、HPの壁紙がそのお店の特色を表していて、すごく可愛いんです!

CDショップ・電気屋・駄菓子屋のサイト(ウキカニ)

公園の看板を再考する会のWEBサイト(団地ゲーム)

私たちの団地ゲームにもお店のサイトが多々登場する予定です!その内の一つに、ユニークな看板を売っている「公園の看板を再考する会」があります。

開発中のゲーム画面

とある小学校の公式WEBサイト(団地ゲーム)

もう一つの公式WEBサイトは、主人公が通う「とある小学校」の公式サイトです。

NPCが運営するサイト

ウキカニでは総勢123人のNPCキャラが登場します。自分の個人サイトを持っているキャラもたくさんいます。2000年代のWEBデザインって今見るとエモいですよね。

NPCの特色が出ている個人サイトたち(ウキカニ)

クラウドファンディングしたが失敗した起業家(団地ゲーム)

ウキカニ同様、私たちの団地ゲームには少しヘンテコなキャラクターたちが登場する予定です。その内の一人が、大人なのに団地の公園の鉄棒で逆上がりを練習している女性です。なぜ彼女は逆上がりを練習してるのでしょうか?彼女のWEBサイトをまず見てみましょう。

ご覧の通り、彼女のクラウドファンディングは失敗に終わってしまいました。なぜ失敗したのか、彼女が分析したところ、「世間では大人になると子供っぽいことは悪いこととみなされる」ということに気づきました。「子供っぽさ」を大人のためにポジティブに再定義すれば、オムツを屈辱と感じる大人も減るんじゃないかと考え、子供っぽさを研究するために、鉄棒で逆上がりの練習をしてるのです。

木の棒が好きな男の子(団地ゲーム)

次はこれまた団地の公園で出会える男の子のNPCが運営しているサイトです。彼は今気になってることがあります。サイトを注意深く読めば彼が気になってることを解決できるヒントが見つかるかも…!

ミニゲームができるWEBサイト

ウキカニではミニゲームがたくさん出てきますが、WEB上でやるミニゲームも多数あります。例えば…

プチプチをひたらす潰す(ウキカニ)

水打ちシミュレーション(団地ゲーム)

『プチプチ』に触発され、私たちのゲームにもこういう禅なミニゲームを入れたいな〜と思ってたら思いついたのが『水打ち』です。

ミニゲーム『水打ち』ではページ内のカーソルがひしゃくになって、クリックするとアスファルト風の背景に水が撒かれます。それだけです。水も無駄にしないので気が済むまで水打ちができます。

シナリオライターをやってみて気づいたこと

以上、ここ1週間の間にコツコツ書いたゲーム内インターネットのサイトを5つ、全31ページご紹介しました。ウキカニでは最終的にWEBサイトの量が1500ページ程まで達したそうだから先はまだ長いけどとりあえずいくつか無事に書けて嬉しいです!

最後にリフレクションしたいと思います。
シナリオライターとして書いてみて気づいたことが2つあります。

  1. 創作するの楽しすぎる!!時間を忘れて没頭できるし、朝起きた時は今日は何を書こうかワクワクしてやる気に満ちあふれます。ちなみに、WEBサイトに加え、キャラクター同士の会話なども同時に書いてますが、WEBサイトを書く方が言葉がスラっと出てくる気がします。なんでだろう。

  2. 言葉のキャラ付けが難しい。何も考えずに書くと、キャラ全員同じ喋り方になってしまうような気がして、かといて特別な語尾をつけるとイタイ感じになってしまいそうだし…。上で紹介した「木の棒が好きな男の子」と「水打ちオヤジ」の喋り方がまだ改善余地あるかなと思います。勉強のため今度からゲームをやるときはキャラの喋り方に注目したいです。

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