[#番外編]小さな個人経営のお店が新型コロナ対策で出来ること②
こんにちは。
先程の記事からの続きです。
3月になり徐々に国内の危機感が増してきます
3月に入り報道もほとんどがコロナウイルスの話になり
日本も他人事ではない雰囲気が出てきました。
休校になりお母さんたちは大変そうで、子供を連れて
たくさんの買い物袋を持って歩く人をよく見るようになりました。
3月末には土日の外出自粛要請が出ました。
1.お店の状況
これがほとんど変わらず、むしろ売り上げは上がっていました。
これがコロナの影響なのか、毎年のように春には1番お客様が増えるので
普段通りが続いているのか判断はできません。
ただリモートワークの人がさらに増えてパパが家族分のサンドイッチをおつかいしにくる、なんて光景が増えたように思います。
3月前半から中盤にかけては、イートインする方も多く、昼時は大体満席になっていました。
子供を連れてくるママも増えて、この時は、こういう大変な状況の近所の人たちが少しでも助かるのなら、という気持ちで頑張っていました。
ただお昼のピーク時はどうしてもショーケースの前に人が密集したり
ということが見られました。
それを見て不安な気持ちになったのも覚えています。
ただお客様自体はそのこと自体にあまり危機感は持っていないようでした。
3月からは土日の外出自粛要請を受けて
お店の営業スタイルも変更することになりました。
土曜日は通常お客様が1番増えるのですが、
用意するサンドイッチの数を平日以下に減らしました。
テイクアウトを推奨し、イートイン用のテーブルも間引いて
お客様同士が隣り合わないようにしました。
お店の扉は幸いにもほぼ全開にできるタイプだったので
ほぼ全開にし、少し肌寒かったですが、ほぼテラス状態での営業でした。
それでもお客様の数は減ることなく11時にサンドイッチ販売開始で
13時前には売り切れて閉店しました。
この頃からテイクアウトの割合が大分増えました。
それでも間引いた状態の席がイートインで満席になることもありました。
お店のある世田谷区のような住宅地では、繁華街への外出を自粛することで
逆に人が増えていることに非常に危機感と怖さを感じたのを覚えています。
また状況が刻々と変わり、作るサンドイッチの数を、
早く売り切れすぎないよう、または売り残りすぎないよう予想するのが
とても難しかったですし、うまくいきませんでした。
その時のインスタの投稿です。
2. くるめし(仕出し弁当、ロケ弁当などの事前注文の宅配サービス)の状況
くるめしはもともと、イベントや撮影など人が集まる場面でのご利用がほとんどだったので
3月に入って注文はほとんどなくなりました。
特に辛かったのは、3月後半になると注文が入ったとしても
直前にキャンセルになることが何件か続いたことです。
1ヶ月前から予約されていた大量注文もいくつかキャンセルになりました。
大量注文となるといつもの仕込み量では間に合わないので
通常より事前から準備が必要になっていくるので
キャンセルされるとかなり食材があまり、その処理が大変でした。
私の場合はそういう時でも絶対捨てたりはしないですが
自分たちで食べたり誰かにお裾分けしたりで経費だけはかかってしまったような状態です。
3月末にはほぼ注文すら入らない状況でした。
その前も入ったとしてもほぼ全てキャンセルでしたが...
3.UberEatsについて
昨年末から始めていたUberEatsですが、
おうちから近所のレストランの料理が宅配してもらえるので
私としてはこういう時こそ1番利用してもらいたかったし
配達料やサービス料がかかってしまうけど、自粛のため
UberEatsを使おうとしてくれる方にこそ
サンドイッチを届けたかったです。
しかし注文数は3月の時点では2月以前とあまり変わらず
むしろ、店舗の利用が増えたことで、売り切れが早くなってしまい、
UberEatsも早く閉める日が多く、残念で申し訳ない気持ちになりました。
UberEatsから飲食店への支援も3月からかなり手厚くありました。
初期費用は毎週の売り上げから分割で差し引かれていたのですが
その残額を全て免除というのもあり
かなり気持ちの面でも救われました。
4月からUberEats負担でお客様の支払う料金から100円~500円の割引を
してくれるキャンペーンも行うとのアナウンスがありました。
また届ける際にお客様と配達員が接触しないように”玄関先に置く”というのも
注文者が選べるようになりました。
こういうことをやるのが早いのはさすが海外の企業だなぁと感じます。
そんなこんなでお店の売上や営業スタイルへの影響がかなり高まった3月。
お店の周りの人々にも危機感が少し出てきたけど
3月に感染爆発し医療崩壊が起き1日に何百人も死んでしまっているヨーロッパやNYのような危機感はまだまだ感じられず
このままヨーロッパやNYのようになってしまうのではないか。
営業を続けていくべきなのだろうか...
と悩んでいる最中の4月初めに出された緊急事態宣言。
4月についてはまた次の記事で。
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