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伊勢のお宿は風見荘#14

今回のお話はお伊勢参り編パート4となるお話

前回のお話にも有るように外宮勾玉池での豊受大御神様のお導き(?)のおかげで泊まった、伊勢で見つけた素敵なお宿の風見荘のお話です

前回のお話であるように現在地は五十鈴川駅近くのコンビニ、時間は9/20の夕方4時40分頃

二度目の電話

散髪前にお電話掛けてお留守だった番号が次はすぐに繋がりました

「もしもし、お忙しい時間にすみません。◯◯と申しますが、予約してないんですけど今晩泊まりたくて、空きは有りますか?」

私から突然の電話にも嫌な雰囲気を感じさせず、丁寧な受け答えの若い女性店員さんのお声で空きがあるとのお返事で、住所や氏名等をお伝えしチェックインの時間を確認されました。

一応2つ先の駅なのですぐに着くかもですが、30分近くお時間を頂き早速移動します

やっぱり電車で!

伊勢市駅構内
ミャクミャク様

大阪のミャクミャク様がこんな所にも居てはります

風見荘

伊勢市駅から徒歩2分ぐらいで見えて来ました風見荘

こちらは所謂ゲストハウスと言われる宿の営業形態の1つで、ドミトリーと呼ばれる大部屋に2段ベッドを複数置いてある相部屋が基本のお宿のようで、普段旅行の際は民宿やビジネスホテルを利用する私は初めて泊まる形態のお宿でした

バックパッカーって呼ばれる鞄1つで身軽に世界中を旅する旅行客がよく利用する宿の形態のようで、今回のような私でも気軽に受け入れて下さる感じがしたのでこちらに決めました

勿論行楽シーズンは空きが無いかもなので皆さんはきちんと予約して訪れる事をお勧めします

ここは伊勢初のゲストハウスと言うことで、各ベッドには鍵付きの貴重品入れを完備し、更にはご家族連れやグループ用の3人まで泊まれる個室や女性専用ドミトリーも備え、色々なニーズにも柔軟に対応されています

第一印象はトンガリ屋根の可愛いらしい建物、何だか珍しい形で12角形の形をしてます

さっきまで伊勢神宮に居てたんですぐに天皇家専用の16枚の菊のご紋を連想し12枚なら藤原家でどっかあったよなぁとか、12って数字からユダヤの失われた12支族を思い浮かべた私はやはりヲタク脳なのかもしれません

少し緊張しながら中に入ると爽やかな木の香りとともに、素朴で暖かい笑顔の女性店員さんがフロントにてお出迎えしてくれはります

先ほどの電話の者だと伝え宿帳の用紙に記入し1泊の料金を先払いして、各施設を一緒に案内して貰いながら2階左サイドの男女共同ドミトリーに向かいます

今夜の寝床

こちらが今宵の寝床です

奥にも扉で仕切られたドミトリーが続いてますね

窓からの景色

天井も高くどの部屋も日当たりが良くなるような大きな窓で、目覚めも良さそうなお部屋です

4人部屋の右上1つだけベッドが既に埋まってるそうで、最初は対角の左下のベッドにしようかと思いましたが、この後に2人連れのお客さんが来るかもしれんと思い敢えての右下のベッドを選んだのは、おそらく接客業の長さからくる社畜脳の習性でしょう

階段登って反対(右側)サイドになる窓のお向かいは、女性専用ドミトリーのスペースらしくてガン見しないように要注意です

着替えも持たずに来たので、着いてそうそうに周辺の散策がてら縄張りチェックに外出しました

お泊まりグッズ

うろうろしながら外宮参道を横切った先にある徒歩3分ほどのコンビニでお泊まりグッズを確保し寝床に一旦帰還

2階キッチンスペース

階段を上がって2階すぐの所には、冷蔵庫を始めとした各種電化製品の置かれたキッチンスペースが有りお皿や調味料なんかも無料貸出しされてて簡単な自炊も可能です

実は翌朝に蕎麦を作って食べてはる長期滞在のお客さん(後述の兄貴)も居てはりました

コーヒー紅茶や緑茶のティーバッグなんかもサービスで常備してあるんで、眠る前に温かいお茶とか飲みながら奥の共用スペースにて本棚備え付けの漫画を読むなんてのもええ感じですわ

私は連休明けに訪れパン屋さんの定休か何かでありつけませんでしたが、焼きたてパンのサービスも有るとの事で専用パン容器の横にある缶に百円玉を入れるルールだとか

冷蔵庫に翌朝の目覚まし用のレッドブルとご当地コーヒー牛乳をマジックにて名前記入して収納したら、先ほど散策したお店を冷やかしに行きます

伊勢駅前商店街

時間は日も落ちた夕方6時半頃…

外宮参道方面に宿から歩いて1分もしないうちに、昭和の匂いのする良い雰囲気の商店街が右手に見えてきます

伊勢駅前商店街と伊勢市駅前商店街の一文字違いの紛らわしい名前の商店街が近くに有るのでご注意くださいね

ふらっと覗くと商店街って言うより飲食店街って感じでバーやスナックっぽい飲み屋さんまで並んでるので外飲み派の方はこちらにはしご酒飲みに行くのも良いかもです

時間が少し早すぎて開いてないお店がまだあって、開いてるお店は地元の人がめっちゃ居ててアウェー感がしたのでとりあえずはスルー

お宿の風見荘さんの2軒お隣にて冷凍も多店舗販売してる餃子屋つつむさんが商店街でも人気なようで賑やかな話し声が聞こえます

外宮参道
灯籠
外宮参道
灯籠

昼間通ったトラップゾーン外宮参道の灯籠から光が灯り良い雰囲気を出してます

そういや昼すぎはここで近江牛の牛丼を食べたのであまりお腹も空いてません

そのまま外宮参道を跨いで進み、着替えを買ったコンビニの大通りを挟んで向かい側に複数並んでる海鮮居酒屋さんとかも冷やかしましたが、こちらは何とも観光地価格なのと賑やか過ぎる雰囲気にぼっちで飲む気持ちも起こらずただのお散歩になりましてん

グループ旅行でワイワイ騒ぎたい人なんかは、こちらまで足を運べば何軒かの素敵なお店にたどり着けそうです

ソロだし伊勢駅前商店街の餃子屋つつむさんでやっぱ晩飯がてら1杯飲むかなと来た道を引き返し、空腹になるまでもう少し時間潰しをしようと再びの宿への帰還です

餃子屋つつむさんHP

宿に戻ると1階にはフロントを兼ねたBarカウンターと向かいの飲食スペースにテーブルが3つほど有るんですが、早速1杯やってるお客さんが居てはって、まだまだアウェー感が抜けない私は軽く挨拶をして2階の寝床に直行!

寝床にて

Wi-Fi完備なのでコンセントに充電をしながら、カーテンを閉めごろ寝でTwitterのタイムライン巡回やnoteの記事の下書きとかをしていると…

「先生!先生!」

とめっちゃ大きな呼び掛ける声!?

どうやら上のベッドのお客さんみたいです(汗)

「先生!下で飲んでだいぶ酔っ払ってるんで騒がしくてすみません。先生も一緒に飲みましょー」

誰が先生やねん!

心の中で突っ込みながらも了承し

「支度したら1階に行きます」

とカーテンも開けずに告げてビビりながらも荷物を片付けて下に降りると、4人掛けのテーブルに若い男性1人と女性が2人

声をかけてくれた若い男性客に、フロントで受付して下さった若い女性店員さん(何度もお名前伺ったのに覚えられなかった)、後の1人はさっきまで居なかった若い女性です

各々自己紹介をし乾杯をして約30分後には…

なんか宴会スタート

ツマミは置いて無いとのヒマワリさん(女性店員さん、私の心の中で勝手につけたあだ名)のお話で、さっき着替えを買いに行ったコンビニに仲良くお客さん3人で出かけて話してる内に打ち解け、戻って来たら宴会のスタートになりました(笑)

しかも何だか面白い偶然というか3人とも1人旅で今日伊勢に来たばかり、名字が「お」から始まるイニシャルが同じ3人との事です

私に声をかけてくれたお兄さんは20台後半ぐらいに見えるやや童顔のイケメンなお兄さんで、長野県から来たそうです

社会人との事ですが、このお兄さんは酔うとかなりのフレンドリーな長野県民さんで私の事を「先生!」とか「師匠!」とか呼んできます

ヒマワリさんと別のもう1人の女性は水族館目当てで伊勢に来た大学4回の学生さんらしく、1階に降りた所を1杯奢るって言葉で長野県民さんに捕まった神奈川からの旅行客で、会話の端々に少しヲタ臭が感じられます

実は元ジャニヲタ(ジャニーズファン)さんだとかで、現在は初音ミクの様な2次元のキャラクターのライブとかをメインで行かれてる、思った通りのこちら側サイドの方のようでした

やたらグイグイ飲ませにくる長野県民さんに「後輩!」って呼ばれ絡まれて若干ひいており、私へとかなり「助けて!」って目が語ってました(笑)

Barメニュー

小さな鳥居に外宮の豊受大御神のシンボル稲穂をデザインしたメニューボードにセンスを感じます

自分はTwitterの本垢の名前の横にアイドル時代の推しさんのビールのファンマークを付けてる癖に、ビールは飲むと眠たくなるタチなので、この日は地酒しか飲んでませんがこちらが今回飲んだ地酒

地酒その1
義左衛門

こちらは香りが良く爽やかで飲みやすく、お刺身なんかと一緒にいきたい感じでした

地酒その2
酒屋八兵衛

こちらは辛口で味がしっかりしており冷やでグイグイいきたい感じでした

地酒その3
おり姫

そしてこちらはなんと店員のヒマワリさん持ち込みの地酒との事で、売り切れ御免のいつも有る地酒ではないそうです

味は1番甘口のフルーティーで女性にも飲みやすく、幾らでも飲めそうな感じでした

私は限定とかレア物に弱いのでこちらばかり飲んでましたが、長野県民さんにやたらと飲まされまくってる後輩さんも美味しいとオススメのお酒で、思い出の地酒となりましてん

おり姫って名前も推しさんが改名前アイドル時代のデビュー日が7/7の七夕なので、何だかただの偶然とも思えません

後日きちんと調べてみたら正式名を蕨宿(わらびしゅく)おり姫というお酒で、埼玉の寒梅酒造さんが醸造されてる純米酒のようですが寒梅酒造さんのHPにはこの銘柄のお酒は見当たらず、Google先生での情報も少なくニワカ呑兵衛の私ではどこで買えるかとか調べるのに苦労しました

まず分かった事は江戸時代に中仙道の宿場町で現在は蕨市という日本一面積の少ない市が昔は「蕨宿」と呼ばれた事と、七夕との関連はどうやらこちらが元々綿の産地で青縞(あおじま)と呼ばれる織物を織り始めたのが文政8年の七夕で、後の昭和26年から開催される「わらび機(はた)まつり」と呼ばれるお祭りが関係してるようです

そしてわらび機まつりHPからトップの観光協会のHPへと飛び、蕨店舗ガイドと言うバナーを経て見つけた㈲高澤屋酒店さんへとたどり着き、そちらの公式HPを見つけました

わらび機まつりHP

㈲高澤屋酒店さんHP

埼玉県蕨市のお近くにお住まいの方は探してみてくださいね

閑話休題

次回このお宿に来たらおり姫はきっともう無いと思うので、このお酒に出会った事も神様のお導きな気がしてますわ

そんなこんなでお酒の弱い私も皆さんの雰囲気に呑まれ、いい気分で普段以上にお酒を飲み楽しい時間はあっという間に過ぎていきます

なんと途中でほぼ長野県民さん1人でバーカンのビールを枯らし、ツマミも切れかけさっきの商店街に餃子屋つつむさんの餃子を買い出しに行ったりして、更に女性客1人と男性客である兄貴(長野県民さん命名)を巻き込んでの飲み会となりましたが皆の気持ちは1つ!!!

\長野県民にはたくさんお酒を飲ませるな!/

冗談です(笑)

ただ日焼けした厳つい風貌のガタイの良い、沖縄からご夫婦でお越しの旦那さんに肩を組み「兄貴!」と呼び絡みまくる長野県民さんは向かう所敵なしの無双状態です

しかし、オーダーストップが11時というヒマワリさんの鶴の一声がかかるまで呑み開かし、めちゃくちゃ楽しい伊勢の夜になったのは、本当に長野県民さんのお陰でありこれには感謝しかありません

ほんまにありがとうございました

後輩さんを始めとした3人の女性陣はかなりドン引きしてたのは見て見ぬふりですね(笑)

お開きとなって向かった先がこちら

1階お手洗い

これが「映え」と言うやつかーと思いながら、川の畔に浮かぶ光のデザインのランプに、川の流れの様に全国からたまたま流れ流れて集まって開催された今宵の一期一会の飲み会のようやなぁと連想して寝床に戻りました

皆さんもこちらへとお越しの際は、是非ともお休みの前に1階のBarカウンターでお酒を注文してみてください

長野県民さんは居なくても、ラッキーなら他のお客さんがきっと話し相手になってくれはり素敵な旅の思い出の1つとなると思いますよ

といった所で、今回のお話はここまで!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました

あとオマケで最後は連投で、チェックアウト後にオーナーさんに了解を得て撮影した写真とHPを貼っておきますので伊勢でのお宿の参考にしてください

HPを確認するとトップページに3人並んでオーナーさんの隣で微笑む不動のセンターな看板娘ヒマワリさんのお写真も見れますし、ブログには1階のスペースでミニライブの様なイベントも不定期開催されてる様なので、いつか推しさんの歌声をこの場所でも聞きたいなと思いました

風見荘
外観
風見荘
入口横看板
フロント兼バーカン
とオーナーさん
1階共用スペース
1階中央テラス
と個室入口
2階中央
2階キッチンスペース
再掲
2階共用スペース
2階ベランダ
2階ランドリースペース
2階洗面所
2階シャワールーム
2階男女共同ドミトリー

風見荘さんHP


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