見出し画像

【詩】5月1日

小さく芽吹いた銀杏の赤ちゃんをみて
一年の巡りを感じる
自転車を漕ぐサラリーマンを見て
快活な朝に気づく
駅に向かう途中深呼吸をして
空気の暖かさを覚える

そうだ、春が来たんだ

私の話にしっかり耳を傾けること
それは時に飛躍するし
時に長い間を必要とするけれど
それでも
ただ確かな相槌を持って
私の言葉を聞いてほしい

年々上昇する気温に
希死念慮が高まる4月
春の訪れ

お外で
イヤホン越しに電話する人が
私は怖いです

おかしいし
気持ち悪いと思う
この日々を
いつまで無視できるか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?