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9月2日 vsギラヴァンツ北九州戦 マッチレビュー

9月2日(水)19:00キックオフ

栃木SC 2-2 ギラヴァンツ北九州
栃木:西谷(30分)明本(50分)
北九州:町野(72分)鈴木(82分)

北九州戦スタメン

前半栃木は前線からのプレス、コンパクトなディフェンスライン、ディサロへの田代の厳しいマークにより北九州に何もさせなかった。そして30分の西谷のスーパーゴール、後半頭の明本のワントラップからのボレーシュートでゲームを有利に進める。しかし、後半北九州が加藤に代えて藤原、佐藤、鈴木を交代で入れたことで中盤でのボールの動きが活性化する。栃木が疲労からスライドが遅れ始めた事もあり中盤で優位性を確立した北九州は町野、鈴木のゴールで追いつきドロー決着となった。

北九州の栃木攻略法

北九州前半守備

北九州は前半からSHが中に絞り栃木のボランチの脇にポジショニングしていました。しかし栃木は森が絶妙なポジショニングでSHへのパスコースを切りながら大外のSBへのプレス、またボールがCBまで戻るとそこまでプレスを掛けることが出来ていました。また北九州はFWの町野が佐藤と西谷の間に下りてきてボランチのスライドを邪魔する動きをしていましたが、栃木の守備陣形がコンパクトだったこともありこじ開けることなく前半が終わりました。

北九州戦後半守備

後半に入り藤原、佐藤、鈴木が投入されると状況が徐々に変わっていきます。高橋が最終ライン(CBとSBの間)に下りてボールを動かしSHの選手も栃木ボランチの脇を出たり入ったりを繰り返すようになります。例えば佐藤がボールを受ける振りをしながら最終ラインに近づきます。佐藤が空けたスペースに町野が下りてくるとそこへ最終ラインからズバッとグラインダーのパスが入ります。西谷も森も間に合いません。明本や矢野の前線からの守備が追いつかなくなったことも大いに関係していると思います。明本に代わり榊が入りますが榊は追い回すのではなくスライドで守備をするため北九州最終ラインのプレッシャーは軽減してしまいます。前からのプレスがはまらない。ハーフスペースにポイントを作られる。必然的に最終ラインは下がらざるを得なくなります。中盤のスペースが広がり北九州の選手たちが間、間で受けられるようになる。もちろん北九州の2点とも素晴らしいシュートでした。しかし栃木の守備にほころびが見えたことも事実です。次節までに修正できるほど簡単なものではありませんが今の栃木なら修正しながら穴を小さくすることはできると思います。

これから対戦するチームは琉球や北九州の戦い方を参考にしてくるでしょう。そこから栃木の真価が問われるようになると思います。特に次節は水戸との北関東ダービーです。去年は悔しい思いをしました。是非しっかりと去年の借りを返しちゃいましょう。

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