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8月12日第11節 VSファジアーノ岡山

8月12日19:30キックオフ
栃木SC 2-1 ファジアーノ岡山
栃木:明本(26分)柳(94分)
岡山:野口(2分)

J昇格同期のファジアーノ岡山との対戦。選手層も事業規模も水をあけられてしまった同期ですが、なんとか食い付いていきたい一戦でした。
栃木は攻撃の核である矢野を休ませ山本廉をスタメン、またSBコンバートされた大島を元ポジションのFWで起用。

序盤の展開

岡山戦スタメン

開始早々岡山は栃木左サイドから攻撃開始。栃木はゾーンの確認が曖昧なうちに前に運ばれCKを奪われました。そして失点。左SHは山本が初めて起用されましたが(前回は右SH)守備時の彼の動きを見ると守備の連動の部分でまだ慣れてない?or免除されている?ようで立ち位置、体の置き方がファジーなままでした。
開始早々の失点で早く同点に追いつきたい栃木SCでしたがターゲットマン&ハイプレスのスイッチがいない中で高い位置からのプレスが中々連動せず大島の単騎追いになってしまうシーンが多くなりました。また前線が追おうとしても全体が動いていないため中央に通されてしまうシーンも散見されました。

岡山戦序盤の守備

マイボール時の展開1

栃木は最終ラインに近いところでボールを奪うと両サイドの選手が一気にサイドラインまで広がる動きを繰り返していました。西谷がボールサイドへ寄りCB-SB間でボールを受けるとそこから一気に逆サイドへ大きく展開することによりサイドで優位性を作ろうとする意志を感じました。
しかしゲームが動いたのは26分、田代からのロングフィードに明本が裏抜けし後追いになったチェジョンウォンがたまらずホールディングの反則、決定機阻止と合わせて一発レッドになりPKを獲得しました

同点後の展開

PK後の栃木

岡山は一人少なくなった後先制点の野口に代えて後藤を入れて最終ラインを整えました。よって斉藤がサイドに移り清水のワントップになりました。栃木からすると最終ラインへのプレッシャーが軽減したためボールを動かすとき溝渕を高い位置に動かし高杉、田代、瀬川で最終ラインを形成し西谷がボールを引き出し運ぶ役割を担いました。岡山からすると西谷の所が狙い所になるわけですが西谷のコントロールが素晴らしいため捕まえることはできませんでした。西谷からの長短のパスで岡山のブロックを揺さぶり続けましたが動いたのは後半アディショナルタイムでした。スタジアムに来れなかった岡山サポからするとモヤモヤする出来事だったと思いますが整理したいと思います。

後半ATの出来事

浜田のクリアボールがメインスタンド側コーナー付近で外に出ました。私はバックスタンドで観戦していたため出たボールがコーナーフラッグのどっちを通過したのかわからなかったため岡部主審のジャッジを見ました。岡部主審はずっと右手を岡山ゴール方向へ伸ばしていました。CKならコーナーフラッグ方向へ手を伸ばすはずです。ですから岡部主審は一貫してスローインの指示を出していたことになります。しかし岡山の選手も栃木の選手もCKの準備をしています。そしてコーナーへ歩み寄ったエスクデロがボールをコーナーにセットしたため岡部主審は笛を吹いてスローインを促しました。つまり全員がコーナーだと決めつけ主審のジャッジを見ていなかった、ということになります。(この時コーナー近くにいたベンチ外の選手たちが一斉に抗議していますのでボールはコーナーフラッグのゴールライン側を通過したのでしょう。そういう意味ではミスジャッジと言えます。)しかしエスクデロはえっ?という動きはしましたが抗議することなくすぐにスローインで再開しました。そして柳の決勝ゴールとなりました。
画面上でしか試合を追えない岡山サポからすると納得いかない結末だったかもしれませんが審判のジャッジを確認することの重要性を改めて認識せざるを得ないシーンとなりました。

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