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夏に聴きたいスピッツ1

スピッツって色んな季節の曲があると思うんだけど、夏に聴きたい曲のひとつに『夏の魔物』っていうのがあって。

古いアパートのベランダに立ち僕を見下ろして少し笑った  生ぬるい風にたなびく白いシーツ

まず冒頭の夏の描写が大好き。
キラキラした海でもなく、夜空に打ち上がる花火でもなく、蝉の声でも風鈴の音でもない。でもリアルな夏の一コマ。

幼いだけの密かな 掟の上で君と見た
夏の魔物に会いたかった

サビもそうなんだけど全体的にすごい不安な感じがする。
夏って開放的なイメージがあるし、実際そういうシチュエーションも多いんだけど、その一方でどこか閉塞的な感覚もあるような気がする。暑くてじわじわ汗かいてて、蝉の鳴き声にちょっとうんざりする、みたいな。
海!太陽!花火!じゃなく、「じんわり汗かきながら2人で過ごす夏」っていうイメージ。

暑い日、外に出ながらこれ聴いてると夏だ…って感じがしてめちゃくちゃいい。
今はまだちょっと早いけど、この夏もきっとリピートするであろう一曲です。

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