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【「ど」って言うてんの、日本人だけ?】

最近、「えっ?」と一瞬、間が空いてしまう英単語があります。

それは「Card」。
「Car」に聞こえてしまって、一瞬「え?」となるのです。

もちろん「kάɚd」「kάɚ」と、そもそも違う発音ですし、お勘定の時に使われるので「Can I use~?」で、「カード」と「車」を間違うわけはないのですが。

聞きなれない発音で言われるととまどう…と話すと。

「クレジットカードは、カーだよ」

とベトナム人スタッフ、Tuさん。

ベトナム人が子音を発音しないことは有名で、パスポートは「パッポー」と言っている。
大学でドイツ語を英語で教えているドイツ人教師も、ベトナム人に「ちゃんと子音を発音しなさい」と、常日頃注意をしているらしい。

で、この「カード」を「カー」と発音しているのが、ベトナム人だけでなく、他のアジア人、ヨーロッパ人でも相当数いらっしゃるのです。

「Cardをカーなんて言ってるの、日本人だけだよ」

「何よ、カーって。。カーって「魚(ベトナム語)」だよ!カー、カー、カー、魚、魚、魚!」

それに先日、Facebookを「フェイブッ」って発音して、フランス人から三回ぐらい聞き直されてたじゃん。
横合いから私が「フェースブックのことですよ」と説明してやっと「ああー」と。

と小競り合いしていると。
傍らから。

「カードゥ」とマレーシア人のお客様が、最後のdを小さく発音して、一件落着。

「カー」は「カードゥ」
「カー」は「カードゥ」に、互いの発音を改めたのでした。


そして今度は、「ドリアン」で二回、聞き直すことに。
「マレーシアにドゥリアン食べにゆくの」
と、Tuさん。
え?え?え?果物のドリアンは「ドーリアン」だよ!w

今調べたら、マレー語ではドゥリアン。タイ語ではトゥリアン (ทุเรียน)。
北京語で榴蓮(拼音: liúlián、リウリエン)、広東語で榴槤(ラウリーン、lau4lin4)だそう。

※余談ですが。
 ベトナムのドリアンはあまり美味しくない。甘みとあの独特のコクがないと思うのですが。
「シンガポールで食べたドリアンが美味しかった」と言うと、
「シンガポールで果物が取れるわけないじゃん」
確かに。
あの狭い国土が、農作物の産地であるはずがない。
「みんな、マレーシアから輸入してるんだよ」
旬は2月、6-7月だそうです。

毎日、いろいろと勉強になります。

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