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【世界の家具見本市、Hawa Expo24に行ってきた@7区-SECC】

3月6日~3月9日、ベトナム最大の家具見本市、HawaExpo 24 が開催され、
当店のお客様が出店していらっしゃったので、さっそくお伺いして来ました。

SECCの1階ホールをA会場、B会場と区切った広い空間で、世界中のバイヤーが招待されたようで。
比較的空いているお昼時の時間帯にお邪魔したのですが、欧米人のお客様が多くご来場されていました。
また出店側も欧米人の方が多かったように思います。

生産コストを抑えられるベトナムに日本から生産拠点を移して、完成した家具を日本で売る。
コロナ前あたりは有効なキャッシュフローだったそうですが。
近頃の円安の影響を受けて、ベトナムでコストを安く抑えてもあまり意味がなくなり。
さらに日本では、家具を購入するお客様が減少傾向に。

そう言えば、私の奈良の自宅も平成2年築の注文住宅ですが。
収納はすべてウォークインクローゼットか扉付き収納棚、建てつけの本棚のある書庫が設置され。
タンスや靴箱、本棚など購入することはありませんでした。

ベトナムも昨今、タワーマンションやレジデンスなどで暮らす人が増えたので、収納に家具を購入するということはほとんどないでしょう。

ですがテーブルや椅子、ソファーは違います。

私が自宅で購入した食卓は八角形で、人数に合わせて伸び縮みできるイタリア製だったと思います。
とにかくデザインが美しい。
ですがちょっと重い。。。。

今回はブース全体をざっと見て回り、お客様の出店されていた3ブースを拝見して、たいへん目の保養になりました。
まだまだ家具産業は北欧が世界をけん引しているようで、デザイナーさんは、デンマーク、フィンランド、スウェーデンの方が多いように思います。

ベトナムの富裕層のお宅では、まだタンスなどの家具の設置が多いように思いますが、とかく重厚な誂えで扉に彫り物があったりで、古めかしいオールドファッション。

機能的でスタイリッシュ、軽やかな北欧デザインと比べるとずいぶん遅れているように思います。
また昨今は環境に配慮して、塗料は水溶性の物が使われるようになっているそうです。

グランプリを取ったチェアーが展示されていました。
「座面」がワイヤーメッシュになっていて、体の重みを撓んで支えるようになっています。
デスクワークなど長時間座っても体が疲れないのだろうなぁと思う反面、常夏のホーチミンで、短パン履いて長時間作業をしていると、腿裏にメッシュ跡が付くかも知れない…などと思ったりして。

これからはベトナムのデザイナーさんが育って、南国の気候に合った家具をデザインしてゆくのでしょうね。

日本のメーカー様は、
「これからはベトナムで作って、ヨーロッパめざしてドルでビジネスを行ってゆく」
とのことでした。

注)素敵な家具が多かったのですが。ブース内の商品については撮影禁止でしたので、会場全体しか写していません。

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