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バルセロナ最大級の日本イベント「マンガ・バルセロナ2024」

バルセロナでは、毎年日本文化とマンガを愛する人々が集まる大規模なイベント「マンガ・バルセロナ」が開催されます。2024年には30回目の開催を迎えるこのイベントは、ヨーロッパで最大級のマンガと日本文化の祭典として知られています。

イベントの概要

  • 名称: マンガ・バルセロナ 2024

  • 開催日程: 2024年12月5日から12月8日

  • 場所: フィラ・バルセロナ Fira de Barcelona

  • 対象: マンガファン、日本文化愛好者、コスプレイヤー、家族連れなど

見どころ

  1. マンガとアニメの展示

    • 最新のマンガやアニメの作品が紹介されるブースが並び、出版関係者やアーティストと直接交流できる機会も提供されます。

  2. コスプレコンテスト

    • 毎年多くの参加者が華やかなコスチュームで会場を彩り、プロフェッショナルによる審査が行われます。

  3. 日本文化体験

    • 茶道、書道、折り紙などの日本文化のワークショップが充実しており、大人から子どもまで楽しめます。

  4. ライブパフォーマンス

    • 日本のアーティストによる音楽ライブや伝統芸能のパフォーマンスも大きな魅力です。

  5. フードコーナー

    • ラーメンやたこ焼き、和菓子など、さまざまな日本の味を楽しむことができます。


マンガ・バルセロナの歴史

バルセロナで毎年開催される「マンガ・バルセロナ」は、スペイン最大級の日本文化イベントであり、ヨーロッパでも有数の規模を誇ります。その歴史は1995年に始まり、当初は約1,000人の参加者でスタートしました。しかし、2019年には15万人以上の来場者を記録するまでに成長しました。

このイベントは、バルセロナの出版社が漫画の売り上げを伸ばすことを目的に集まったことから始まりました。そのため、出展ブースの多くは漫画やアニメ、ゲームといったポップカルチャーを中心に展開されています。任天堂や東映などの名だたる企業も参加し、スペインのファンに応えるべくパビリオンを構えています。

また、「マンガ・バルセロナ」は日本文化を体験できる場所としても毎年ファンを増やしています。書道やだるま作りなどのワークショップ、日本料理講座、日本語講座など、多彩なプログラムが用意されています。さらに、ラーメンや丼物、メロンパンから湯豆腐まで、さまざまな日本食が楽しめる屋台ゾーンも人気です。

2024年には第30回を迎え、特別なポスターが発表されました。このポスターは、巨匠・浦沢直樹氏が手がけ、彼の代表作である『YAWARA!』『MONSTER』『Happy!』『BILLY BAT』『20世紀少年』などのキャラクターがサグラダ・ファミリア教会の前に集結しているデザインとなっています。

「マンガ・バルセロナ」は、世代を超えて多くの人々に日本のポップカルチャーの魅力を伝え続けています。その成長と進化の歴史は、スペインにおける日本文化の浸透と人気の高まりを象徴しています。


カタルーニャ地方と日本のアニメ

カタルーニャ地方では、フランコ独裁政権下(1939年~1975年)の厳しい検閲と文化的抑圧にもかかわらず、日本のアニメがテレビで放送され、特に子供たちの間で人気を博しました。この時期、カタルーニャ語の使用は公的に禁止されていましたが、1970年代後半から1980年代初頭にかけて、日本のアニメがカタルーニャ語に吹き替えられて放送されるようになり、カタルーニャ語復興の一助となりました。特に『ドラえもん』や『マジンガーZ』などの作品は、カタルーニャの子供たちに大きな影響を与えました。これらのアニメは、カタルーニャ語メディアの発展と地域文化の再生に寄与し、日本とカタルーニャの文化的つながりを深める役割を果たしました。

そのため、ポケットモンスターを日本語で歌ったら喜ばれると思って、カラオケで歌ったら白けました。吹き替え版はかなり違った音楽になっていたので、アニメによっては日本のオリジナルアニメソングが通用しないこともあります。カラオケで歌う際にはご注意を!


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バルセロナ最大級の日本イベント「マンガ・バルセロナ2024」|Sana|バルセロナ大学都市デザイン