NOTO(石川県能登)旅Day1
これは、私の旅の記録。でもただの旅の記録ではなく、最近現実的に考え出した自然の中で事業をやる!構想の直感を確かめる旅です。
3泊4日で地元石川県の先っちょの方、奥能登というドドド田舎の地域に行ってきました。私は金沢出身ですが、石川県の人でもこの能登のことは全く知らない人が多いです。
4年前程からいろんな地域でゲストハウス開業をやろうとして、色々と動き回っていて、最近やっぱり地元でやりたいという気持ちが強くなってきて。
子供のころから自然が大好きだったから、やっぱ自然に囲まれて生きたいっていう願望が勝っていた矢先に、東京で行われた「石川県移住創業セミナー」に参加したのがきっかけでした。セミナーのゲストトーカーで能登に移住創業した里山まるごとホテルの山本亮さんの話を聞いて、能登おもろそう。掘り甲斐がありそう。ってなんとなーく思ったので、まずは実際に行ってみっか!てことでパートナーを巻き添えにして、2拠点生活?移住創業?の一発目アプローチ旅に出発!
この記事けっこう長いし、写真集的な感じだからみんなに有益なことだけではないのでご了承を(笑)。ただ、これ見て能登に興味持つ人、田舎暮らしに興味持つ人増えたらええなーーなーんて思って書いてます。是非、お付き合いをば。
まず能登ってどこやねん!下記が石川県の全貌で、赤い部分が奥能登。石川県自体がどこにあるかは、皆さん教養が深いと思うんで割愛!w
■Day1
・羽田→能登着
・レンタカー借りて出発
・里山まるごとホテルで山本さんに会って、発酵ランチ
・地元のスーパーどんたくに寄って地物を物色
・穴水の悟りの道を散策
・能登ワイン立ち寄り
・ゆうか庵チェックイン
・能登七見健康福祉の郷なごみで温泉
地域の人やばぁばと一緒に作る里山まるごとホテルは素晴らしかった!!
羽田からたったの1時間で能登空港に到着。いきなり風景変わって変な感じ。最初に行ったのは旅のきっかけになった山本さんが経営する「里山まるごとホテル」
最高でした。都会出身の山本さんが、ばぁばやじぃじが育む奥能登の文化にベタ惚れして移住し、地元の人との触れ合いをメインに様々な企画を行い、ホンモノの奥能登を発信しています。すぐ目の前の田んぼでとれたお米を釜戸で炊いて、アツアツを食べさせてくれました。景色や空気も相まってとんでもなく美味しい。贅沢なひと時。
全て能登食材で作られた季節の発酵ランチのクオリティにはびっくり。地元のお母さんたちが作っているんだけど、味付けに砂糖があまり使われていなくて素材の味をなんとも大事にしているのが伝わりました。能登では、発酵食がむかーしからの家庭料理で、都会で発酵だ発酵だ!て騒がれる何100年も前から普通に家で食べてました。
あと、東京墨田の喫茶店のチーズケーキ×地元産ふきのとうソースのコラボが、斬新で美味かった。これは、都会×田舎っていうコンセプトなんだろうなと勝手に思いながら感心しましたね。敢えてのはずし。流石です。
こたつに入ってどんこを着て、眼下にぶぁ~~っと広がる田んぼを眺めながら、地元のばぁばが作ったスペシャル野草茶をしばく。贅沢っすよ。何もないんだけど、なんだろ。幸せなんだな。不思議だねぇ~~
特別に、ばぁばとちっちゃい店長に茅葺の屋根裏を見せて頂きました。茅葺の古民家は経済的にも労力的にも維持が大変過ぎて、どんどんなくっています。でも、ちゃんと手入れをすれば本当に何百年経っても使えるし快適。昔の人はクレーンや機械がない中で一つ一つ手で作ったと思うと、本当に尊敬します。最近私たちの世代ではかなりサスティナブルな生活に興味を持つ人も増えてきてます。こういう使い捨てではなく、長く使える茅葺や古民家を私たちが引き継いでいく世代だなと少し使命感を感じました。
ちっちゃい店長(山本さんの息子さん)があまりにも可愛くて絵になったので一枚掲載させて頂きます^^
磯の香りと風の音が印象的な「悟りの道」
昔、鋳物で栄えた海沿いの寺院群「悟りの道」を歩いてきました。だれ~~もおらんくて、風の音と磯の香りのみを感じながら悟ってきました(笑)悟れたかな・・・たぶん全然ダメやと思いますが。すごくお勧めです。
お寺の桜と鐘をバックに、お地蔵さんがあまりにも美しかったのでグラビアを撮らせて頂きました。合掌。まるで夕陽が反射してオレンジ色に光っているように見えますが、これは恐らく石が酸化している?のかな。綺麗。
昭和のレコードジャケット風、能登の女。(笑)ちょっと雰囲気出てるっしょ?写真って楽しいですねー。とにかくシューティングばっかやってましたね。
能登の黒瓦って知ってますかね?金沢にもあるけど、全国的には珍しいようですが日本の建築と風景に意外とマッチしてかっこいいでんです。下の写真も海をバックに黒瓦が光ってイイ感じでしょ?
能登に行くなら農家民宿!ブログを読んで即決した「ゆうか庵」
能登なら絶対に農家民宿に泊まると決めていて、調べていると何でも能登町は20年前から住民で農家民宿を中心に地域の活性化に取り組んでいるとのこと。今では年間1万人を超える国内外の観光客が訪れるという。
一応、サラッと50件程ある農家民宿のサイトを確認したけど、このゆうか庵のブログが丁寧ですごくわかりやすく、お料理にも力を入れていることが一目でわかったので、即決!やっぱり最高の宿でした。
宿のクオリティもそうだけど、今回実はとても珍しく興味深いお話を女将さんより聞けたので、別でnoteにつづってます。そちらはちょっと重いけど「生死としごと」についてです。後に公開予定です。
夕食の漆器は全て輪島塗で、地物の新鮮なお刺身やサザエ、自家製こんにゃく芋のこんにゃくカルパッチョ、近くでとれたどんこ椎茸のグラタン、品数も多くどれも丁寧に作られていて感動の嵐!!料理が好きなものとしては、これがどれだけ手がかかっているかわかります。民宿の食事を超えたお膳料理。ご馳走様でした。
宿泊費は、なんと1日1組限定の貸切で1泊2食付きで10,500円/人!!!しかも、のと里山空港利用助成制度とレンタカー利用者の助成金を使うとなんと1人3,000円もお得になって7,000円で泊まれます。仰天。コスパ抜群です。
夜ごはんがこちら。
朝ごはんも能登の地物ばかりで、あっさりしていてとっても美味しい♡
もちろんごはんおかわり。こういうご飯が一番好き。
お布団もふかふか。田舎のばぁちゃん家に泊まりに来た感じで懐かしーくなります。クオリティは民宿じゃなくて旅館だけど、居心地は民宿っていうなんとも最高なやつです。
国内外でバックパッカーもやってた時とかは、いわゆるゲストハウスとか安宿にはたくさん泊まってきて大好きだけど、そことはまた違う、でも旅館とも違う。こんな宿が日本にあったのか?!と。貴重です。
私が宿業をやろうとしてたことを話すと、後継者がいない悩みもやんわりと話してくれました。ゆうか庵さんのファンは世界中にたくさんいて、お客さんはやめないで欲しいというけど、あと1,2年が限界かなと。そのお話を聞いて、とりあえず夏ごろに住み込みでお手伝いしに行く!と言って宿を後にしました。
このピザ窯、ご主人が手作りしたそう。あまりに本格的過ぎてびっくらこきました。最初はランチでピザを出してたけど、宿業もやりながらはきつすぎて今はやめちゃったみたい。もったいないなーと思いました。いろいろと極めるご夫婦ですごい!!
一日目から、能登のファンになりそうな予感がするいい旅のスタートでした。
二日目からの旅の記録はこちらへ
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