見出し画像

受験の心得

実用
勉強
子育ての風景

昔々、大学入試のときに食中毒をやってしまった人がいた。
お母さんが頑張ってもらおうと
普段はなかなか作らない鶏のから揚げを作ったのだが
豪勢にと大きく切ったので中まで火が通らなかったらしく
お母さん以外の家族全員食中毒を発症した。
(お母さんは遠慮サイズを選んで食べたらしい)
その受験生はすでに一浪していたので
これでまた落ちるのか、と思ったそうである。
幸い合格できたが、このことで
「大事なときにも特別なことはしない・普段どおりにする」
という教訓を得たのだという。

宇宙飛行士などは、くり返し訓練を積むことで
本番でどんな状況になっても冷静に「訓練どおり」に対処できる
ようにするのだそうだが
これも普段どおりにする、である。

特別なときには特別にすることで緊張感を高める
そういうやり方もあるが
それはそれでそれも普段の反応なのだろう。

普段の力を安定して出せるというのは
実はものすごい実力なのである。

また以前、自分がある検定試験を受けた時、参考書に
「座布団を持って行って正解だった」
という読者の声が載っていて
これは!と思って当日、分厚いウールのショールを持参した。
折りたたんで座布団にちょうどいいし、寒かったら羽織れるし、と。
試験会場は温かかったので、ショールは無事座布団になったが
これが丁度いい加減のすわり心地でお尻を気にせず快適に受験できた。
まさに正解♪

試験会場の椅子はクッション無しの若干曲がった合板で
これでもし座布団が無かったら
朝から夕方までの試験にお尻が痛くて耐えきれなかったと思っている。
やっぱり体験者のアドバイスは役に立つ ♪
きちんと集中できたので、試験にもめでたく合格できた。
座布団効果だぜ。

受験対策としてはそれ以外にも
会場が暑かったり寒かったりしてもいいような服装にしたり
普段自分が飲んでいるお茶などをポットに入れて持っていくのも。
自販機に「いつもの」があるとは限らないし
温かいモノが売っていないことだってある。
あ、もちろんポットには冷たいものを入れてもいい。

自分の方針としては
特別な時だからと言って特別なことはしないことにしている。
いつものように・クールにいくのだ。
普段が大事
要するに
受験と言うのは大変なものだ。
しっかり勉強をするのは当たり前だが
それ以外の、自分のコンディションを正常に保つ工夫は必要だ。
そこはいつもの家ではなく・自分の机でもないのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?