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怪談話はお好き?

みなさん、怪談話はお好きだろうか?

お化けなんかいるわけないと思いつつ(思いたい)
いたらどうしようと怖がりつつ
こういう話にはついつい…身を乗り出してしまうとか。

科学的にはお化けはありえない。
でも
ひょっとして
「いるんじゃないか」
と思いたい自分がいる。

普通はありえないはずのものが
「あったらいいな」という気持ちがあって
怪談も「あったらいいな」かもしれない…って?
さてそこで
怪談話にはいくつかのパターンがあって
とにかく怖い話、は怖いもの見たさとして
亡くなった人やペットがあの世から見守ってくれている話だとか
理不尽で不本意な死に方をした人が怪異となって恨みを晴らすとか。

この世には科学では説明できないことがある、だとか
説明できないことがあるから科学なんて信じないと言う人もいるけど
理屈で割り切れないのは“人間”そのものかと。

思うに怪談話がすたれないのは
この世での関係が続いていく希望とか
この世で満たされなかったことを託す救いのような
理屈や法や社会という現実の中に
隙間や余白を求める気持ちからではないか。

そういえば
詩人でフランス文学者の平野威馬雄(平野レミの父)は
お化けがいられないような世の中ではイケナイ、と
お化けについて語る会「お化けを守る会」を作っている。

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