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#14 【犬と子供~犬が子供を苦手な理由①】

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】を行っているなおちゃん先生です。

今回からは【犬と子供~犬が子供を苦手な理由】
について数回お話していきますね



不思議なことに、小さなお子さんに「ワンちゃん好き?」と聞くとだいたいが、ワンちゃんを飼っていないにもかかわらず「好き」と応えます。

それはアニメやイラスト、写真や絵本、おもちゃやぬいぐるみで見る「かわいいワンちゃん」のイメージが、お子さんに植えこまれている場合が強いんだな、と思います。

そして「犬とこども」ってもう、普遍的に可愛い、平和、愛の象徴のイメージではないですか!

犬とお子さんというのは、正しくお互いがお互いを尊重し、理解しあえれば、素晴らしい一生の親友となります。ただ、間違ってしまうと宿敵になってしまいます。

私が思うに、「イメージ」ではなく「相手のいやなこと、すきなことを理解する」という尊重の気持ちが、何よりも大事な「仲良くなる方法」だと思います
これって、人間のお友達同士でもそうですよね・・・・。

さて、逆になぜ、ワンちゃんはお子さんを苦手としやすいのでしょうか。

いくつかの理由がありますが、大きくは
①動きが大人と違う。突然走る。突然動く。動きが早い。
②声が大人と違う。甲高い声で突然叫ぶ。
③匂いやフェロモンが大人と違う。特に赤ちゃんや子供、思春期未満の子供。
④犬側のコミュニケーションが全く理解してもらえない。
この4つが、大きくあると思います。

ワンちゃんが嫌いな子に理由をきくと「吠えられたから」「咬まれたから」「追いかけられたから」という理由が多いんですが、
ワンちゃん側の理由としては1~3のような理由で子供に驚いたり、怖く感じたり
④のように「これ以上は止めて。近づかないで」というワンちゃんからのサインにお子さんが気が付かないことで起きてしまった事故になるかと思います。

ワンちゃんを触るときのルールを、小さな時から教えてあげるといいと思います。



我が家では、飼い犬以外の犬には
⓪飼い主さんのいない犬は触らない
①飼い主さんの許可を取ってから近づく、触る
②近くで急に動かない、ゆっくり動く、大きな声を出さない
③しゃがむ
④頭の上から手を出して触らない
⑤顔や体を背けたりそらしたら、追いかけずに触るのをやめる(しつこくしない)
⑥抱っこはしない
⑦複数名で取り囲まない。1人ずつ触る
事を教えています。ボディランゲージを読むのは子供には難しいので、特に①は大切です。

飼い主さんのみなさんは、愛犬が大丈夫であって、もし触りたそうな小さなお友達が近づいてきたら、ぜひ「おやつをあげてみる?」と行ってあげて下さい。
子供さんに慣れるチャンスです。
ワンちゃんも繰り返すと、「子供はおやつをくれる存在だ」と分かるようになります。
まずは、飼い主さんがお手本をみせてから、親御さんにおやつを渡してあげて、
必ず掌の上におやつを乗せて、ワンちゃんの顔の前に出すようにしてあげるように伝えてあげましょう。

指でつまんで上から挙げると、指ごと咬まれる可能性があります。

「犬と子供」はとても良いパートナーになれますし、実際ワンちゃんのトレーニングはお子さんは上手です。


ぜひ、飼っていないお子さんにも、お子さん慣れしていないワンちゃんにも、双方が仲良くなれるような素敵な「出会い」を大人の皆さんでプロデュースしてあげてくださいね♪

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!


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