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#85.犬の【怖がりな性格】はしつけで治る?②~「怖がり」への対応は早めに!

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

※我が家の愛犬の体調が悪く、更新が滞っております💦

さて、「犬の怖がりな性格は治る?怖がりの正体2種類」についてお話をさせていただきました。

今回のテーマは、

ご質問「怖がりな性格はしつけやトレーニングで治るのか」の後編です。


「怖い」という気持ちは、本能的に動物が持ちやすいものです。

これは仔犬よりも成犬もほうが各段に強く、逆にいうと、3~4か月までの犬は真の意味で「怖いもの知らず」です。

小型犬のほうが、早くに成長しますので、この4か月ごろでも「特定の条件に恐怖反応を見せる」ことはあります。

ですが、この場合の「恐怖反応」は「トラウマ」よりも軽く、経験回数も少なければ、リカバリーは飼い主さんの努力次第ですぐにできます。

多くの場合、この時期に初めてのお散歩に出ることが多く
室内で見たり聴いたりしたものとは全くちがう五感の刺激に恐怖を感じる仔犬も少なくありません。

この「小さな恐怖反応」を見逃すと、それは生後6~7か月ごろから「警戒吠え」になり、10か月ごろには「吠え」が定着してしまうことが多いです。

生後半年ごろから、犬は好奇心より警戒心が各段に増えてきます。

成長過程の中で「自分が帰属する世界の中で何に気を付け、警戒し、忌避しなければならないか」を決めていくことは、生存本能上、自らの命を守る上で大切なことなんです。

そのため、成犬になる前には「なんでもかんでも怖くなる」「恐怖期」を体験するのです。

この時、「怖かった」認定されたものは、成犬になってもそのまま「怖い」記憶が残りがちです。

ですが、生存本能を脅かされるほど強い恐怖である「トラウマ」でなければ、少しずつ慣れることもできます。

ヘルメットをかぶって作業着を着た人が怖い犬は、だんだんと、「ヘルメットから、帽子が怖い」「男性が怖い」と怖い範囲が広がってしまうことがあります。

大事なのは「な~んだ、案外これ、こわくないじゃん」と安心する経験をしてもらうことです。

この過程を怠ることで、のちに「本来の性格」が「もともと敏感・臆病」な子にとって、恐怖刺を感じる刺激が日常生活で多くなってしまうことが多々あります。


ですが飼い主さんは「うちの子は、もともと怖がりだから・・・」と感じてしまいます。

もしかしたらその「怖がり」は「生まれ持った性格」ではなく「経験不足」から来るものかもしれません。


また、「もともと持って生まれた性格が怖がり」な犬の場合でも、
なるべく早い段階から「怖い」と思うものに時間を割いて慣らしていくことが、「怖がりではない」子よりも大切になります。

「経験値」を、(これが大切なのですが)適切な方法でアップしてあげることができたら、「怖がり」が軽減するかもしれませんよ♪


※関連音声はこちら

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