中国で4000円のワンタンを食す(ぼったくり)

海外旅行でよく言われるのがスリに注意。
ぼったくりに注意。客引きに注意。
幸い海外でスリにあったことや危険な思い出はない。

日本だとぼったくりってないのかな。
日本人で日本語がわかるから感じないだけで
日本でもほかの国と同じくらいのことが横行しているんだろうか。
お祭りの屋台なんかはまあそう言われればそうかもしれない。
でも値段は書いてあるから納得した人が払えばいいし、
タクシーなんかでぼったくりはまずないだろう。

私はたぶん海外旅行には慣れている方だ。
一人でも海外に行ける。一応英語は話せる。
まさか、私が。

2019年のお正月。
私はニュージーランドにいた。
思い立ったのはクリスマスも過ぎた年末で
行きは直行便が取れたが帰りは中国・成都を経由する便になった。
トランジットも旅の醍醐味。
早朝に到着し、昼過ぎまで6時間の空き時間。
これは街に繰り出せるぞとむしろルンルン。
だってこんなことが起きるかもしれないんだから。
https://note.com/sanalaugh/n/n2d03d3fe49ea

ただ時間と場所が悪かった。

ニュージーランドからの中国便に日本人はほぼいない。
機内食は過去1番美味しかったけど中国語で話しかけられたり、
帰国者ゲートを案内されたりはしながら無事到着。
ちゃんと乗り継ぎの便があると認識はされていたものの
もう一度次の便の前でチェックインをしてくれと言われてしまい
荷物までしっかり返されてしまった。

この時点で朝の5時。
荷物を持った薄暗い空港内をうろうろしていると
タクシーのおっちゃんがすごいすごい。
中国語は話せないし、ATMも探したいし、この後の行動も考えたい。
1秒でも止まったら荷物を奪われるんじゃないかという勢い。
トランジット6時間のためのWiFIは持ってないし、SIMもない。
空港内はかろうじてつながったところでグーグルも開けない。
一応、事前にパンダが有名だけどツアーに参加する時間はない。
ワンタンが有名らしい。
都心部まではバスが便利。
というところまで調べてひたすらスクショをとっていた。
でもバス乗り場に行くと真っ暗(たぶん朝5時だから)
バスに乗れないとわかるとまたタクシーのおっちゃんがうるさい。
この時点で面倒になったし
適当な中心部のホテルの名前を入力して連れてってもらった。
それが間違い。いやだって朝5時だし旅行の最終日で疲れてるし。
判断力が弱っていた。

一体いくらかかるのかもわからないタクシーに乗ってみたけど
その時、お財布には200元。8000円弱のお金。
あーだこーだ言われながら目的地に着き提示された金額は180元。
お、足りた。その時は安心感でなんも考えずに支払った。
けどよく考えろ。20分くらい乗っていて180元?3600円?
折りがけに見たら1㎞2元てきなマークが、、、
20分で90㎞も移動したんか!ありえないじゃんか。
あ、やられたな。
これが人生初めてのぼったくり経験となってしまった。

暗闇の中、ATMでお金をおろし、さまよっていて見つけた駅に入る。
有名そうな広場とパンダ通りって書いてある駅まで行ってみる。
路線図とにらめっこしていると空港の文字が。
なんと15元。え、電車通ってたの?
しかもたった15元。まあ海外ってこんなもんだよね。

一応、目当てのワンタンを食そうとローカルっぽいお店へ。
10元のワンタンを食べる。
めちゃくちゃおいしい。
なんならこの旅行で1番美味しい。
結局アジア人の舌にはニュージーランドのステーキより
お隣中国のワンタン。
写真はあまりうまく取れていないけど半分外みたいなお店で食べました。

画像1

画像2

メニューに値段があるって安心するね。
QR決済が主流の中国だけどネットが使えないわたしは現金払い。
おじさんにおれでもスマホなのにお嬢ちゃん現金かよと笑われた(想像)

ということで中国大冒険の1番の思い出は10元のワンタンなんだけど
それを食べるための出費で4000円のワンタンになってしまいました。
そのあと15元を払って空港に戻り、無事日本へと旅立つことができた旅行。
どんなに疲れていても冷静に物事を考える力が大切だなと学んだよ。

ニュージーランドを旅経つとき、
2つくらい前で並んでいた女の子が印象に残っていました。
外国人ということしかわからなかったけど。
成田で一息つこうとベンチに座ったらその子が隣に!
せっかくだから全く同じ飛行機で日本に着たっぽいよと話しかけてみる。
中国でワンタンを食べてたと簡潔に伝えたら
私はただ寝てた。
クレイジー(誉め言葉だと思ってる)と言われましたとさ。

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