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タイでお腹を壊した話

海外に行ったら水道水は飲むな。
割と当たり前の話だ。
歯磨きすらミネラルウォーターですることもある。
そして東南アジアなんかの国だと屋台も危険だ。
果物が美味しい国でも、その果物を水で洗っていたり、
ジュースに入ってる氷も怪しい。
そんなことはわかっていたのに。

タイで過ごした最後の日。
カンカン照りの中、週末マーケットへでかけた。
午後の飛行機で帰国の予定だったから早起きをして
最後の買い物に出かけた。
空港とホテルは近かったから荷物を置いていた。

週末のマーケットは熱気ムンムン
広ーいマーケットをくまなく歩くと汗だくになった。
果物が大好きな私の目に飛び込んできたのはライチジュース。
氷たっぷり、果肉たっぷり
キンキンに冷えたジュースはたったの20バーツ。
誘惑に負けた私は一気に飲み干したのだった。

しばらくし飛行機の時間が近づく中でホテルへ向かう。
最寄り駅からホテルまでは歩いて10分。
この道のりを半分は歩いて向かい、
半分はタクシーで向かう生活をしていた。
駅についたときに少しお腹に違和感を覚える。
10分歩くか、、、いやタクシーなら5分。
タクシーに乗ったのが間違いだった。

ホテル名を告げて出発するが一向にホテルにつかない。
ホテルの名前を何回も言うが、
分かってるよ、ちゃんと向かってるとグーグルマップも見せてきた。
確かに名前はあっていたけど全く別の場所だった。
5日間の旅行で1度も間違えられたことがなかったのに。
こんな時に限ってお腹が痛くなる。
あぁさっきのライチジュース、、、
後部座席で苦しみだした外国人に運転手はさぞかし驚いただろう。

限界に達した私は降ろしてくれと。
道半ばの中途半端な場所で降ろしてもらう。
無事にレストランでトイレを借り、
旅行最終日だった私は高すぎるチップをあげた。
その時は必死で考えが及ばなかったがそんな場所で降りてしまうと
正しいホテルに連れて行ってくれるタクシーがこない。
交通量こそ多かったが、駅前でもないし空車がこない。
飛行機の時間も迫っているし、
初めて乗り遅れるんじゃないかと恐怖を味わった。

どうにか空車のタクシーを見つけるも、
本来の場所から離れているため運転手はホテルの場所を知らない。
いくら請求されるかわからないけどしょうがない。
持っていた日本の携帯でホテルに電話をかけ
英語で事情を説明し、運転手さんに伝えてもらった。
(請求書を見たら200円くらいで拍子抜けした)

空港まで向かえるタクシーは限られているらしく
ホテルにもう一台のタクシーを呼んでおいてもらう。
無事にホテルまでついたときの安堵感たるや。
急いで荷物を運び、タクシーを乗り換える。
急いでいる様子を察したタクシーのおっちゃんは
相当急いでくれた。
さらに間に合わないことを危惧して事前にチェックインも済ませる。
結果、おっちゃんの頑張りにより30分前には着いたし、
行列のできていたチェックインはスキップすることができた。

タクシーのおっちゃんにもチップをはずみ、
なぜか優雅にイミグレーションを追加して私たちのタイ旅行は終わった。

うん、屋台のジュースは飲まないようにしよう。

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