最近の『好き』について

おはようございます、こんにちはこんばんは。
サナギと申します。

ここ最近、たくさんのコンテンツに触れ、自分の『好き』の変遷をちょっとばかし理解できたのかも…とぼんやり思ったので備忘録としてこの記事を書いています。

『好き』について

そもそも、好きとは何か。
自分は『感情が高まり愛しいと感じる事』だと捉えています。

それはどんな事柄でも変わりません。
ゲームのキャラクター?それともシステム?UI?
それとも車や写真かもしれない。
一発で好き!となるパターンもあるだろうし、行動を続けていくうちにいつの間にか好きになってることもあるでしょう。

これは人間関係でも同じだと思います。
話してみて「いい人!面白い!」って感じる方も居ますし、
会話が弾まなくても関わりを持ち続ける事で「あ、この人はこういう人なんだな」って感じる方も居ます。

ともかく、自分が好意的な感情を持ったら、それはもう好きでは?という結論になったのです。まあ勿論対人関係においてはそれだけで人を計れるものではないのですが。余談ですが、積極的に関わる人は絞った方がいいと思っています。頭パンクするので。

では、何故自分がこのような結論になったのか、記していきます。

触れてきたコンテンツ

知識は資源です。より多くの事を知っていれば、より多くの事に対処できます。自分は趣味で小説を執筆する影響で、割と本を読むのですが、最近とてもお気に入りの小説が出来ました。

それが、『春夏秋冬代行者』です。暁佳奈さん著、イラストをスオウさんが手がけています。

このシリーズ、現在では暁の射手まで発売されているのですが、もうそろそろ秋の舞が出るそうです。楽しみ。

春夏秋冬代行者は、春夏秋冬の季節を司る現人神がその神聖さ故に狙われ、春を十年間失ってしまい、遂に戻ってきた春の神様とその従者が国に春を咲かせるところから始まります。
現人神は代行者と呼ばれ、その季節の権能を行使することが可能で代行者と護衛官は特別な縁で結ばれます。
現代に四季が薄れてきている事からも、その代行者達の顕現する季節を暁先生のとびきり優しい語彙と、スオウ先生の美麗なイラストで感じられます。

世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。
この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は”四季の代行者”と呼ばれた——。
これは季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。

春夏秋冬代行者 ホームページより引用

代行者、そして従者。結ばれてしまった縁と絆と、愛のお話です。春の舞はぜひ沢山の人に読んでもらいたい…。毎日忙しくて空を見上げる余裕のない人、今困難な状況に向き合っている人、そんな人に読んで欲しい。

こんなに美しくて悲しいお話があってたまるかと、そう思います。自分はこの本を読むたびに涙が溢れます。泣くから電車で読めないのが残念。

ラノベじゃん、って思ったかもしれないですが。
正直、暁先生の御本は「これぇ、本当にライト(ノベル)かよ……」ってなります。ボリュームたっぷりあるし、何より儚いんです。登場人物達の苦悩や喜びが、「春が戻ってきた」事で揺さぶられていきます。それこそ、春一番が吹いた時みたいに。

ぜひ手に取って欲しい一冊です。


次に、最近触れたものとして、部屋の模様替えがあります。

お前それコンテンツに含まれんのかよ、小説と温度感違うだろって言いたい気持ちもとってもわかるんですが、一旦聞いてください。

部屋の模様替えというよりは、部屋のストーリー作りです。
自分が作業する部屋は楽しい方がいいに決まってます。だから何かしようって思い立ったのがきっかけでした。

ですが自分、たくさんのモノに触れ、それぞれに良さを見つけて愛するタチなので、一つのコンテンツの深淵に触れた事はほぼ無いんです。ここが難儀なところでした。

自分がそういう性格だって理解しているので、グッズを買わないようにしていたのでいざ部屋になんかしようと思っても無いんです。なんでやねん。

かろうじて本や漫画なら腐るほどありますが、それは本棚に並べておきたいし、CDを飾ろうにも系統が違いすぎて統一感がない。
推しの写真?無いです。ポスター?無いです。アクスタ?無いです………。

と、自分が頭を抱えていた時、ふと思いました。

「魔法ワールド」なら深淵覗いた事あるな、と。

魔法ワールド、即ちハリーポッター世界の事です。幼い頃はヴォルデモート名前を言ってはいけないあの人のビジュアルがあまりにも怖くて避けていたのですが、ファンタスティックビーストが公開されたタイミングで一から見たところ大変心に刺さりまして。
それ以来ずっとファンです。原作も読みました。案外違うんですよね。

グッズを買う事はほぼ無かったので今でもパスケースやコラボシャツ、ポーチ程度しか持っていないのですが、あの世界観を部屋に作るのにグッズはある程度ハンドメイドで補えることに気づきました。(自分は関東住みなのでユニバも経験無いんです、行きたい)

今は百均でなんでも揃いますからね、便利な世の中になったもんです。自分が一番最初に思ったのは、魔法薬学の小瓶が並んでいるだとか。不思議な箱が積まれているだとか。そういう、魔法界をじんわり感じられる部屋にしたいと思いました。

ただ、部屋がごちゃつくのは自分のポリシーに反しますし、デスクの上にはあまり物を置きたくない。
せや、壁掛けにしよう。と思いイメージを作りました。

調べたところ、過去にウォールアート的なコレクションボックスが売っていたそうで、とてもデザインが好みだったのでそれを参考に木箱を。
中に入れる物は魔法薬学で使えそうなものが詰まったたくさんの小瓶。
ホグワーツの寮の得点砂時計みたいな試験管。
小さい箒、杖。
オリジナルで法器をデザインして作るのも良さそう。

こんな感じで何を置きたいかを想像していきます。あそこにはあれが欲しいな。ここはこんな感じがいいな。考えるのは楽しい。

構想が決まったら買う物をメモして百均へ。問題は木箱でしたが、クリーム色のがあったのでとりあえずそれを購入。赤系の茶色にしたかったので塗りました。ドライフラワーを小瓶にいれ、レジン液で浸してみたり。ラベルを張ってみたり。

た、楽しい!楽しいぞ!!

部屋の模様替えというただそれだけなんですが、自分の生活に根付いている部分なので真剣に取り組めました。(まだ完成していない)

とまあ、こんな感じで。

色々書きましたが結局は、最近楽しかったことを書いただけです。だがそれがいい。悲しい事ばっかり目を向けててもしょうがないので。

部屋の模様替えはリフレッシュにもなりますし、何かに行き詰っている方は掃除から始めてはいかがでしょう。


あとこれ、これだけ。
最近ウマ娘でタニノギムレットが実装されたのですが、そのシナリオが自分の想像をはるかに超えるものでうなりました。
自分はウオッカを一等愛しているトレーナーです。かっこいいし、可愛い。そして強い。そんな彼女が大好きなんです。(競馬を見始めたのは2015くらいだったので微妙に時期がずれていますが、過去映像を見て一気に惹かれました)
09年の安田記念だけは見てほしい。これは運じゃない、実力。

タニノギムレットは史実でウオッカのお父さんで、ダービーを制しています。ウマ娘世界では今までかっこいい先輩とあこがれ続ける可愛い後輩という描かれ方をされていました。

(まじほんのちょっとだけシナリオのネタバレ)

ですがタニノギムレットが実装されたら、タニノギムレットがウオッカに向けていた感情がウオッカがギムレットに向けるそれとは比べ物にならない程大きく強いものだと判明したのです。
それは慈愛なのだと分かりました。親が子に向けるそれと、何ら変わりありませんでした。ギムレットがウオッカに向けるのは慈愛のくそでか矢印で、ウオッカがギムレットに向けるのは敬愛の矢印なのです。えもい。

この関係性、自分大好きすぎるんですよね。春夏秋冬代行者でも主従の関係性が沢山描写されているので、そういうのを見るのが好きなんだと思います。

シナリオにもめっちゃ出てくる。まーーじで超出てきてくれるじゃん。ありがとうなシナリオ班。ウオッカの公式供給助かります。

史実の事を思うと、ウオッカはギムレットより先に亡くなっているので、そういった悲しみとかも反映されているのかな、とちょっと思いました。
ウマ娘世界でのギムレットはこちらの世界をちょっと感知できるっぽいので、ウオッカがいなくなるのを恐れているのかもしれません。

あかん、これだけで一本書けるな。書くか……。

運命なんて破壊してくれるよな、ギムレット。

引いて損は無いと思います。
声と言動がかっこいいのに顔が超美人なので引き得。

一体何が好きなんお前

はい、小説の紹介と部屋の模様替え、さらにはゲームのシナリオとかいう、ジャンルの異なる物事を上げたわけですが。
一体何が好きなん、と言われると、もう全部好きなんです。

小説を読むのも好き、書くのも好き、絵を描くこと、ゲームをすること、何かを創ること。

自分の心の中はもう沢山の『好き』で溢れています。どれも大切で、大事にしたいものなんです。それはもう、時間を忘れて没頭するくらい。

好きなもんなんて絞れないし、もう全部好きでいい。
いいじゃんね、それで。

好きが嫌いになる事はあっても、嫌いは好きになる事は無い。これは自分の中で覆った事はありません。
いつか嫌いになるんじゃないか、とは思いません。だって今こんなに好きですから。

何もかも、等身大のまま抱きしめて。共に人生を歩むしかない。
自分は、そういう人間なんだと、気づいてしまいました。

ってことは

これからも、どんどん好きなもの増やしていいって事!?
抱えきれなくなっちゃうよ、どないすればええんや!!

これが目下自分の問題です。
何かに深入りするには慎重に、戻ってこれなくなるぞ。

でも好きなんだからしょうがないよね。

へへっ(鼻コスコス

身の回りの物をさっさと片付けて好きなものに没頭しよう。

そうすれば、もっと素敵な世界が見える筈。なんてね。

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