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愛されたい

このところ、毎日のように夫との関係を考える。

その日によって、お互いに愛情があるという日もある。
どっちにも愛情はない、という日もある。

数えると圧倒的に、愛情はお互いに無いという結論に至る。

魂が求めているのは、私を愛してくれる人。

この人はそうじゃないな、とずっと思ってきた。

ということは、私がそういう夫を創造してきたのか。

じゃあ、夫といる未来を考えてみる。
でも満足できるとは思えないな。


夫は私のアドバイスには、何もかも否定的。
理由をつけて拒否する。

アドバイスって、相手への余計なおせっかいだから、受け入れないのも理解できる。
良かれと思って散々おせっかいを焼いてきたからね。
拒否するのも無理もない。

とは言いつつ、やっぱり私に関心ないんだなと思う。

関心=愛情 なんだって

だから関心を持たれてないことに、いちいち傷つくのか。
愛されたいのに、愛してもらえてないってことだからね。



その日、お店まで車で送ってもらった。
行きの車の中で些細なことでイライラしてる夫。
それに私も共鳴してしまい、だんだん嫌な気分に。

「ママのお店どこだっけ?どこどこ?」
お店の近くまで来たときに、陽気に聞いてくる夫。

せっかく関心を持ってくれたにも関わらず、私は、それまでの夫の言動を思い出し、腹が立ってしまった。

「本当に関心がないんだね!」バタン!と捨て台詞で降りる。


お正月に「ここが私のお店だよ」と前を通った時に伝えた。
そして近くのお店でご飯を食べた。
なのに夫は大体の場所も覚えていなかった。

その時、「お店に寄ってみる?」と聞いたけど「行かない」と興味がなさそうだったのを思い出す。

寂しいな。


夫も仕事が忙しいから、私の感情のアップダウンに構ってる暇はないんだよね。
そもそも何で私が怒ってるのかもわかってないし。

(なんか機嫌悪いな、こわい怖い)
って感じなんだろう。

普段の私は昔と違って穏やかなんだけど、夫が相手だとアップダウンが大きくなる。
求めてるのに、応えてもらえないから、一人で勝手に傷ついて拒否する。気持ちがブレる。


その日の夜、久しぶりに家族全員が揃い、娘たちが夕飯を作ってくれて、家族みんなで食べた。

でもちっとも楽しくない。

夫は一人で「おいしい、おいしい」と言って食べている。

その日、夫の関心のなさに傷ついていたので、私は楽しい気分にはなれない。


そして、同じ食卓に父もいる。
私のなかのラスボス二人。

私の心を冷やす男が二人同じ空間にいる。完全に心が冷えて固まっていた。


その日の夜、夫がいびきをかいて、時々無呼吸だったから、翌朝、対処法を伝えた。

夫が無呼吸なのも、私が伝える対処法も、何度も繰り返していること。

夫は「今日は、喉が痛いから」と受け入れる気が全くない。
無呼吸なのはずっとなのにね。

もう、何を言っても聞かないし、とにかく私の言うことには興味もないし、否定しかしないんだな、と再認識。


「仕事引退したらどこに住むの?」
「どーする?マンションがいいな」と楽しそうな夫。

「いや、私と一緒に住む気がないでしょ?」
「えー。一人は寂しいじゃん」

単に寂しいから、私といると思っているだけ。別に私じゃなくていいんだ。


「マンションに来てほしくないんでしょ?一緒に住む気ないよね?」

そう畳み掛ける。

「家は売ると思う」と私。

龍ちゃんに聞いても、賃貸でもなく、自分たちが住むでもなく、売却って言ってるし。きっとそうなる。


夫の世界を踏み荒らしてるのは私。
勝手にいろんなストーリーを作って、思い悩んでるのは私。
そして、散々拗らせて、今の状況になったのもわかってる。

夫を手放そうと思うけど、頭の中でストーリーを回して悶々としてしまって、すっきりしない。
これが執着なんだよね。執着を手放すのは簡単ではないわ。

他のことにはそんな執着してないと思うんだけど、これはなかなかしぶとい。


夫に関心がないのは私も同じ。

守秘義務があるから新婚当初から夫は職場の話をしない。
私もあえて聞かない。

聞きたくても聞かない生活を長年送ってきて、たまに夫が話すことをふんふん聞く程度。
今更興味を持つこともできないよな。


長年、週末婚だったし、圧倒的に会話も少ない。
昔っから、旦那との会話は盛り上がらない。


いつも話しかけても反応ないし、「聞いてる?」って聞くこともしばしば。
夫が話しかけてきてる時の、私の反応も塩対応だと思う。

お互い会話のキャッチボールができていない。


夫がいない時は夫に対して愛情を感じているけど、いざ夫を目の前にするとから回る。


魂ちゃんに改めて聞いてみる。
「夫と一緒にいると楽しい?」
「楽しくない!」


あーそうだったんだ。
楽しくなかったらしょうがないよね。
それはどうしようもない。

かつては楽しい時代もあったのにな。
やっぱり、それぞれの幸せのために、それぞれの道を歩む時が来たんだな。

ぬるま湯から出る時が。


何度も魂さん、龍さんに聞くけど、離婚に向かっている。
気持ちはすっきりしてるけど、まだまだ執着を手放せない私は、何度も同じことを問いかける。

私が、私に興味関心がない夫を創造したんだから、お互いが仲良く一緒にいる未来を創造したっていいんだよね。

「一緒にいる?」
「一緒にいない?」

望む未来を描けばいいんだけど、この件ではなかなか決められない。
やっぱり、執着、とういか未練があるのよね。


パートナーシップが改善すると、仲良くなることもあるし、円満に別れがくることもある。どうなるのかは、なってみないとわからない。

「ねぇ、龍ちゃん、どうなるの?別れる?別れない?」

何度も聞言いていたら、とうとう、龍さんが返事をしなくなっちゃった。

『いつまでも同じことで悶々としてるから、もう答えない』って(笑)


別れるにしても5年後。
それまで今の生活を楽しんで、思い出をいっぱい残しておこうっと。



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