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しつけるということ

いくら
子どもの将来の仕事は見つかるだろうから心配しなくて大丈夫!

子どもが元気に過ごしてくれるのが一番!

と思っても、ある程度のしつけは子育てで大事だと思います。


社会人になると人と関わって仕事をするので、挨拶と返事がちゃんとできて、ミスしたら素直に謝れる姿勢があるのと無いのとでは全然印象が変わってきます。

(自分から挨拶ができている人って意外と少なかったりします。)


やり取りがオンラインになれば尚更、言葉のやり取りや表情を気をつけないと誤解を招いてしまいます。

だからある程度の教養は身につけたいものですね。

そこで今回はしつけについて書いていきたいと思います。


しつけるとはどういうことなのでしょうか?

幼児期は感性がとても高いと言われています。

そのままの感性で成長して過ごすのは、そもそもダメなことでしょうか?

子ども心のまま大人になるということを例えるなら


子どもが小学校から持って帰ってきたアサガオのツル5本くらいが支柱から離れてあっちこっちに向かって生えていて、
おまけに大きな雑草も鉢の中に生えていて…
とてもキレイと言える状態じゃないけれど、花がいくつか咲いていた。

つまり
感性も良い所もあってステキ!
だけど、あと一歩惜しいところもある。

そんな感じでしょうか?

感性が高いのはとてもいいけれど

自分の意見を主張しすぎたり
自分の意見が相手に受け入れてもらえなかったらすねてみたり
感情的になりやすかったり

社会生活の中で
「この人の態度はまるで子どものようだ。」
と思ってしまう人に出会ったら、きっと子ども心のまま大人になった人かもしれません。

では子どもにしつけをするのは、どうしていけばいいでしょうか?

しつけは子どもにするイメージだけでなく、
大人になってからも自分で自分をしつけていくイメージが持てたら子育てもしやすいと思います。

どういうことかというと、

学生時代に親から言われる一般的な言葉で

片付けしなさい
姿勢を正しなさい
キレイに食べなさい
身だしなみを整えなさい
キレイな言葉をつかいなさい

など色々あると思います。

子どもの頃は返事をするものの、なかなか言われたことを改善できなかったりします。

私の場合だと、
親に「姿勢が悪い!」とずっと言われていて
結局、学生の間に改善できなくて
気づいたら目が悪くなりメガネかコンタクトレンズをつけないといけない状態になってしまいました。

社会人になって「姿勢が悪い状態でデスクワークをするのはみっともないな。」と自分で気づいてから、ようやく姿勢を改善していきました。

つまり
「コレは大事だから伝えたい!伝わってほしい!」といくらしつける側が熱を込めても
本人に【気づき】がなければいつまで経っても改善されません。

それは大人になった自分自身にも言えること。

同僚と会話を楽しんでいる時に、同僚の反応がイマイチ?と感じても

『今の言い方キツかったかな〜?
相手に嫌な思いさせてしまったかな〜?
もう少し言い方変えた方がいいかなぁ?』

と自分の中で気づくものが無ければいつまで経っても同じことの繰り返し。

子どものしつけで
「子どもが言うことをなかなか聞いてくれない!
いつも同じことの繰り返しで嫌になる!」

と思うことがあるかもしれませんが
大人の私たちでも変われていない部分ってあったりします。

小さい頃から親に何度も言われてきて改善できていないこと
自分の中でなかなか直せないと思っている癖
周りから言われる言葉遣いや姿勢、態度…

自分に当てはめて考えてみると、意外と今でもできていないことが見つかったりします。

(私の場合、イライラしたときに家族にキツイ言い方になってしまう所がまだまだ直せていないです…)

だから子育てしていく中で
しつけるために伝え続けることは大事だけど、長い目で見て
『いつか伝わればいいな』
くらいのスタンスがいいと思います。

むしろ、熱が入れば入るほど
子どもは聞き流そうとしているな、
と最近感じましたね。

しつけ途中で子どもが私の話を聞き流す態度を見て
「この子は自分の心の守り方をよく知っているなぁ!」と感心してしまいました。

(聞く力は大切だけど、スルーする力も時には必要だと私は思っています。)

「子どもが言うことを聞いてくれなくて腹が立つ!」
はなく
「私の伝え方が悪かったなぁ。」
と反省もしました。


また伝え続けるにしても
子どもの性格、年齢、状況から
どれくらいの頻度で言っていけばいいかな?と考えて子どもに合わせる姿勢が大事ですよね。

これは日々、伝える側が子どもの反応から気づいて学んでいくしかないと思うのですが、
この関わりが自分の器を大きく成長させてくれているんだなぁ
と感じています。

まさしく“子育ては自分育て”ですね。

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