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「ミッシング」は胸糞映画と一言で片付けてはいけない。

こんばんわ、マーガレットです。
先日話題の「ミッシング」を映画館で見てきました。


Tiktokで映画の見どころとなるシーンの予告編を目にしたことがきっかけで
「石原さとみが、すごいことになってる」という印象を持って気になっていました。

私は映画館で映画を観るときは、あらすじを軽くみてから行くようにしています。あんまり調べないようにしてる…

とはいえ、前日にtwitterで映画の感想を書いてる人がいて

この映画は最悪・気分が落ちる 
ダンサーインザダーク並みの胸糞映画 

とコメントしている人がいて
「まじか…」と少し怖くなったのです。

私の人生で見たトラウマ映画ベスト3が
1位「ダンサーインザダーク」
2位「ミッドサマー」
3位 なし
なので、3位に「ミッシング」がランクインするのか…と思いながら
映画館の席に座りました。

:感想:

えっと、これは「胸糞映画」という一言で片付けてはいけないと思いました。
全然胸糞ではないです。
題材は悲しいお話です。けど、胸糞とかそういうのとは違う。

ちょっとネタバレかも。

後半部分涙が止まらなくて、それは悲しみではなくて
主人公・沙織里の「少し落ち着いた心」に涙したのです。

オレンジ畑でオレンジをみて「綺麗…」
娘の美羽が海で拾ったガラスが光に反射して虹が出来てる時の
沙織里の表情が、もう、なんとも言えない。

主人公の沙織里は、最愛の娘が失踪して、そこから壊れていくんでですが…
みなさんは、壊れていく人を間近でみたことありますか?

私はあります。
だから気持ちがわかるとかではないのですが…
これは「映画」と思ってみないと、気が気じゃなかった。

私はシナリオスクールに通ってシナリオを勉強しているのですが
この映画のシナリオの「余白」がすごくよかった。
そして全て意味のあるシーン 余白はあるけど、無駄はない
素晴らしい映画だと思いました。
(シナリオ、すごく勉強になった)

こうは言ってますが、苦しいシーンもありました。
脳に焼きつくぐらい、苦しいシーン
(イタズラ電話のシーンね)
あれ、本当にみていて辛い。

最初から最後の沙織里の「心の変化」「周りとの関わり方」
の変化が、不器用で、それが人間的で、偽ってない姿が本当に
よかったです。

弟との関わり方、旦那さんとの温度差があると思いきや…
一言で、どうって言えないです。

本当に素晴らしい映画なのでみてほしい。
私が今まで見た邦画で大好きな作品だと思います。

ミッシング
https://wwws.warnerbros.co.jp/missing/

おわり