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楽しいって何だろね?2020/02/29傾山&原尻の滝

目標を立てるのは大事なことだろうし、クリアした時の喜びも知っている。人は特に好きな物事に関してはムキになりやすいから、そこをどうコントロールするかが難しい。noteの記事だって書き始めるのは簡単だけど、上手く着地させるのはなかなかねぇ。

さて、天候の変化が目まぐるしく、登山者泣かせの春シーズン到来。本日は大分県で最も遭難者が多いという傾山に挑戦です。とはいえ朝からガッツリ降っているので、危険箇所で有名な「三ツ坊主」をスルーすればなんとかなるのでは?まあ無理そうなら途中で引き返せば良いか。などと軽い気持ちで出発です。

九折登山口の休憩所です。ここまで車で来るのが大変という情報もありましたが、細いけど舗装道で特段問題なく。

伝言板がありました。地図を見ながら情報確認。インターネットの情報が全てではありません。

まずは川沿いに観音滝へ向けて前進。にしても、まあまあ降ってます。天気予報じゃ午前中は大丈夫なはずが。

ここは夏なら、下山した時泳げば気持ち良いだろうなぁ。そんなことを考えながら雨に打たれる。春の雨で、冬のとは違って痛くはない。

この下が見えるタイプの橋が苦手で。ゾクゾクします。

まあでも、沢は綺麗ですわ。傾山も祖母山系だから、夏が楽しみ。

橋は幾つかありました。ウォーミングアップなので渓谷美を鑑賞しながらまずはゆっくり。

おっと!序盤からなかなか険しい。

雨と落葉で踏み跡が頼りにならず、ピンクリボン確認しつつ進むも、それが結構難しい。動物も多いようで、獣道に入ったりして、道をたびたび見失います。

雨で岩が滑る滑る。これはちょっと本日の登頂は無理だな。滝を見て帰ろうと決めました。時間はあるから、ゆっくり慎重に歩けば、そのくらいならなんとかなりそう。

観音滝見えました。細いけど落差ハンパない。

ロープ場も多々。とにかく慎重に。

滝の真上です。雨でやや増水してる。ここは細心の注意を払って渡渉。

ロープがある!と思って接近したら、捻れた木でした。引き返そうとするも、登れたけど下りるのが難しいパターン。方向感覚頼みで、リボンなき場所をよじ登ります。

あ〜。リボン発見!登山道に戻れました。ホット一安心。序盤でこれなら、また傾山来るときは、相当気を引き締めて来ないとなぁ。と。

そして、三ツ尾根ルートの入口に到着。次のためにちょこっとだけ先を探索してみるかと登ってみましたが、意外や登りやすくて、かなり先まで行ってしまいました。

あと一時間くらいで登頂できそうな地点まで来てしまい「このまま行っちゃうか?」と迷いが。体力的には問題はなさそう。とはいえ雨足が激しくなり、高度が上がると寒くもなるから、消耗も激しくなるし。初めての山だし。でも登りたいし。
ここで自分に訊く「お前今楽しいか?」

楽しめてないな。そう気付いた瞬間、下山することにしました。

帰りは滝コースではなく林道を通って安全優先で降りました。

春の雨でもまあまあ消耗してます。

あのボコボコしてる所が噂の「三ツ坊主」です。その先に傾山。次は是非とも。

朝は薄暗かったので気付きませんでしたが、このカッチョイイ橋から下を見ると。

絶景!

時間があったので下に降りてみました。滞迫峡と言うらしい。完全にノーマークの場所でした。

脇にまた滝!滝も好きなので楽しくなってきました!

圧巻!

いやいや。これは無理矢理登頂しようとしなかったご褒美かな。

こんな凄い場所を見落とすところだった!

楽しくなってきたので、滝巡りへ車を走らせます。帰路上にありますしね。原尻の滝です。

これまた絶景!平地にズバッと滝ってのも珍しい。

これが通称「東洋のナイアガラ」
本場も行ったことありますよ。でも、想い出よりも目の前の凄さ。

山の中の滝は多いのですが、結構珍しいパターンなので動画も撮りました。

駐車した道の駅では立派な雛壇が。

こっちは地元の伝承パターンの人形飾りです。

そしてだんご汁定食。あったまるわぁ。

滅多にない、というかおそらく人生初の途中下山でしたが、良い勉強にもなったし、良い景色も見れてなかなか充実した半日でした。傾山の感じもつかめたので、再チャレンジの日も近いと。

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