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海デビュー

初体験は幾つになっても興奮する。
「僕が釣るのはオンナだけ」とウソぶいていても、これまでの人生で魚を釣り上げた経験がなかった。

海派のカミさんと南の島に行ってシュノーケリングツアーに参加した時、珊瑚礁で釣りをして、無人島で焼いて喰うというアクティビティがオマケに付いていたが、自分だけ一匹も釣れず「釣りのセンスがない」と大笑いされた。その他にも誘われて釣りに行った事は数回あるが全滅。だから僕にとって海は「眺める」場所だった。

山育ちで川は馴染みがある。もちろん川も釣りがある。映画「リバーランズスルーイット」なんかめちゃくちゃカッコいいし憧れる。が、やったことがない。あまりに近いところにあると「いつかね」で終わるパターンもある。

職場の先輩に「大丈夫きっと釣れます」と太鼓判を押されての、夜の岸壁でアジングデビュー。
暗いと仕掛けを結ぶのも大変だし、竿振って、どこに針と糸が飛んでいってるのかわからん。
「仕掛けを着底させて、ゆっくり巻き上げる」
と言われても、アジの仕掛けは軽くて、重さをあまり感じないから、なんとなくでしかない。

それに、リールに何度も糸が絡まり、それに対応するだけで、全然「釣り」が進まない。何度か目の失敗で、とりあえず糸を巻き直すために、テキトーに投げて糸を伸ばし、テキトーにリールをぐるぐる回していたら。

なんだかスッと糸が遠くに持ってかれる感覚。

釣れた!そして興奮冷めやらぬ中

アジだ!

楽しかった〜。明るい時に練習しなきゃね。課題が増えた。

魚より肉派だったけど、魚料理も勉強しよう。やることだらけだ、それはそれで

とりあえず行って来ます。

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