AISTS 思い出編 ♯11 AISTSにおける東アジア人コミュニティについて思うこと
こんにちは
今回は思い出編ということで、AISTSの中で私が大変お世話になっているアジア圏内の友人の紹介と、彼らとの繋がりを経て思うことを書いていきたいと思います。
AISTSにおけるアジア圏からの参加者率
私が参加しているクラスにはインドから4人、日本と中国から2人ずつ、イランから1人が参加しています。全体で25人中9人がアジア圏からの参加なので割合としては割と高いです。また、もう退職をしてしまいましたがスタッフ陣にも韓国人の女性がいて、アジア人だからと形見が狭い思いをすることは一度もありませんでした。
ただ、これは個人的な意見になりますが、同じアジア人といっても中東(インド&イラン)と東(中国&韓国&日本)は別物であり、無意識に親近感が沸くのか、やはり何かにつけて中国人、韓国人の人たちと食事に行ったり、同じボランティアに参加することが多かったです。
今回はそんな彼らの中でも特に私がお世話になっている2人を紹介したいと思います。
リチャード
私が一番お世話になっているといっても過言ではないのが、中国人のリチャードです。年齢はクラス内でも最年長クラスの40オーバー、アリババで技術者として働いてきた経験があり、特定の分野では講師を上回る知識を持っていることもあるスーパーなお方です。
しかし、その経験にも関わらずまったく気取ったところがなく、グループワークになれば誰よりも貢献度が高く、人のくだらない相談(主に私から)に対しても嫌な顔ひとつせず付き合ってくれる、本当の意味で人格者です。
AISTS開始当初、ろくに英語が話せず金もなかった私になぜか好意的に接してくれて、自宅に招待してもらったり、中国料理屋にいってご馳走になったり、日本料理屋に行ってご馳走になったり、本当に色々と面倒を見てもらいました。
いつか職を見つけて給料が入ったら、彼に食事を奢ることが現在の私の小さな目標です。
ヘミン
韓国人の彼女はクラスメイトではなくスタッフですが、陰ながら大変良くしてくれた1人でもあります。
スタッフと参加者という関係上あまり大っぴらにはできませんでしたが、何度か自宅に招待してもらい、その時々に抱えている悩みや愚痴を聞いてもらいました。
リチャード同じく彼女らにも食事をご馳走することが目標だったのですが、残念ながら6月末で韓国に戻ることになってしまいました。残念でなりませんが、いつか韓国にもお礼がてら遊びに行きたいと思いっています。
彼らのとの交流で思うこと
彼らとの交流を経て感じることとして、私の中で確実に中国人、韓国人に対するイメージが良い意味で変わってきているということがあります。
正直にいうと、私はこれまで日本に来る中国人の観光客のイメージから中国人に対してあまり良いイメージを持っておりませんでした。また、韓国に関しても時折スポーツで見せる韓国代表の日本に対する振る舞いが好きになれず中国同様マイナス報告に偏見を持っておりました。
しかし、ローザンヌに来て、実際に彼らに助けられたことによって、そういった偏見はまったく無くなりました。人を知るということにおいて、実際に会って交流することは欠かせないことなんだなとつくづく実感します。
また、同時に私がAISTSのクラスメイトにとって日本人の代表として映っていることも理解しました。ありがたいことに日本人はその生真面目なイメージから好意的に接してもらえることが多い気がしますが、私の行動一つで彼らの日本そのものに対するイメージを良い方向にも、悪い方向にも変えることができてしまう。
あまり大層なことは言いたくありませんが、常に世界の皆が日本や日本人に対して好意的に接してくれるよう、恥ずかしくない行動をしたいなと思っている今日この頃です。(できているかどうか別問題ですが、、)
以上、彼らとの交流を通して感じたことを書かせていただきました。
それではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?