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当たり前のように周りにあるモノや暮らしが愛おしく思えてくる。【カムカムエヴリバディ】


去年の11/1、まさに去年の今日に朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が放送開始されました。

朝ドラを今まで一度も見たことがなかったのですが、この年に初めて大河ドラマを見たことをきっかけに、朝ドラも見てみよう…と思ったのと、このドラマのテーマである「英語」と「ラジオ」という言葉に惹かれつつ、どうせすぐ飽きるだろう…と軽い気持ちで見始めました。

そんな軽い気持ちで見始めたのに、もうなんか、とにかく良すぎました……😭😭

間違いなく、人生で出会えて良かったドラマ。
出会うべきドラマだった。


このドラマの序盤は戦争前後のお話が描かれていて、戦争のことなんて今まで学校やテレビで散々見て聞かされてきたけど、私、戦争のこと何も知らなかったじゃん…って思うくらい地獄のストーリーだった。

特にそう思ったのが戦後の生活。

屋根がある家でお布団で寝られて、お腹いっぱいご飯が食べれてお菓子が食べれて、野球が見れることがどれだけ幸せなことか、カムカムを見て初めて知った気がした。

現代の暮らしも、嫌なことなんていくらでもあるし泣きたくなるくらいしんどい時もいっぱいあるけど、安子や稔さんが生きたあの時代を思うと、もう何も言えなくなる。

今の当たり前の生活が、昔の人からすると夢みたいな生活なんだろうな。

歴史や昔の暮らしを知ると、当たり前のようにただ周りにあるモノや暮らしが愛おしく思えてくる。

カムカムを見て心からそう思った。


このドラマはほんとにたくさんの伏線が散りばめられていて、こんなに美しくてよく出来た脚本は見たことないって思うくらい凄かった。

稔さんが戦死したことが未だにどうしても悲しくて悲しくてたまらないけど、稔さんが戦争に行かなければ安子と結ばれることもなかったのかと思うと、ほんと悔しいくらいよく出来た脚本なのよ………

るい編にもひなた編にも、色んな場面で安子と稔さんを感じることができたのが、嬉しくもあり、寂しい気持ちにもなった。

最終話で伏線回収のように種明かしされていたけど、このドラマ自体が「ラジオ英会話講座」になっていた演出にも驚かされた。


主題歌のアルデバランもほんとに毎回のように泣けたなぁ。

安子が大阪まで稔さんに会いに行ったときの回に、いつもはオープニングで流れるこの曲とクレジットタイトルが、エンディングのシーンを挟んで流れたときには涙が止まらなくて苦しかった…

AIさんがTHE FIRST TAKEでアルデバランを披露されていて、冒頭でStoryの一部を歌っているのを見て聴き慣れているはずの歌詞に驚いた。

「時がなだめてく 痛みと共に流れてく
日の光がやさしく照らしてくれる」

まさにカムカムの物語そのものを表している歌詞でびっくりした…

アルデバランの歌詞にある、

「君と私は仲良くなれるかな この世界が終わるその前に」

って歌詞は安子とるいの事なのかなって思うと、それもまた泣けてくる…😭


ほんとにほんとに、カムカムと出会えて良かった…
知らない世界をたくさん教わった気がする。

けど、辛い場面も多かったから、名作すぎるけどもう二度と見たくないドラマかもしれない…😂

ものすごく見たいけど、ストーリーを知ってから2回目を見るのはめっちゃ勇気がいる作品。


現にGWに放送された総集編を見れずに今年が終わろうとしている…😂

また安子や稔さんに会いたくなった時のためにとっておこうと思う。


最後に、東京ドラマアウォード4冠受賞おめでとうございます!🎊㊗️

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