見出し画像

私の人生は、私だけのもの。vol.1

2023年11月某日。

急に、本当に急遽、
といった感じで。

再婚同士の夫婦二人暮らしの我が家に、
一人の住人が加わった。

再婚夫の一人娘と同居することになったのだ。


元奥さんと暮らしていた再婚夫の一人娘。

その生活が、
私の一人娘がドイツ留学を終えて帰国した
2019年の年の暮れとほぼ同時に終了することとなった。

それもまた、突然に。

そう。
元奥さんはこの世から去ってしまったのだ。
再婚夫の一人娘を残して。

当時まだ彼女はぎりぎりの未成年。19歳。
引き取る以外の方法はなかったし(母親の親、兄弟とは絶縁状態)、
彼女も父(私の再婚夫)を選んだのだ、すでに私と再婚していたが。

それからは
彼女の希望もあって
一人暮らしをさせつつ、
何不自由ない大学生活を送らせてきた、

・・・はずだった。

しかし、彼女は。
母を亡くしたことが原因で心を病み、
大学も辞め、
働くと言って自分で見つけてきた仕事は、時給1000円のアルバイト。(後から分かったことだが)

到底、自分の力で生活できるほどの収入はなかったのである。

そのうち、
自分の部屋に父が入ることも許さくなり、
父との約束もドタキャンするのが当たり前になっていった。(以前からドタキャンはよくあったようだけど)

心を病んだせいなのか
それとも、彼女自身の性格なのか
とにかく勝手な言い訳をして
父を拒絶しているとしか 私には思えなかった。
(実際そうだったのだけど)

今思えば、最初から
予兆らしきものはあった。

幼少期に両親が離婚をしているから
再婚夫も小さい時の一番可愛い時期の娘の記憶しかなく、
逆に娘は、父のイメージは「怖い人」。

そんな二人が
娘が二十歳目前にして一緒に生きていくっていうのは
戸惑い以上の困惑?やりにくさ?そんなものがあって当然だったと思う。
ましてや再婚相手の私もいるわけで。

私も彼女の母親が亡くなってから、初めて彼女に会ったのだ。

まさか、引き取るとは想定外だった。
青天の霹靂?

しかし、私も母子家庭で一人娘を育ててきた母親だ。
当初は、力になれれば。。。と思っていた。

だが現実はそう簡単にはいかなかった。

血のつながった父でさえ、どう接していいかわからない我が子。
私がうまく接することが出来るはずもなかった。

そんなことを繰り返し、
数年。

あの時はやってきた。
2023年11月某日。
私には一生忘れらない日となった。

vol.2へ続く。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?