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森のようちえんって知ってる?

どーも!
みなさん、こんにちは!

SANメンバーの小林です。
キャンプネームは、こばしりと言います。

ちょびっとだけ自己紹介させてください。

「初めまして!」

自分は、現在子どもたちと自然体験活動(キャンプ)をする、野外教育と言われる分野の仕事をしています。
大学の授業の一環でキャンプに出会い、自然の中で活動することや自然体験活動の指導者に魅力を感じ、この仕事に就きました。

元々、子どもが好きで幼稚園教諭、保育士を目指していたこともあり、キャンプでは主に幼児の子たちを対象とした事業運営をしています。

幼児の子たちの『初めて』に出会う瞬間や『心が動く体験』を大事に、キャンプに来る子どもたちと関わっています!

そんなこばしりです。よろしくお願いします!

「始まりました!」

さて今回、自分が所属しているSAN(Social Active Network of outdoor education)でnoteを始め、自分はどんな記事を書こうかと考えたんですが、いやー悩みました。

これといって特別なキャンプスキルがあるわけではないし、何か秀でているものがあるかと言われても自分には見当たらないので…。

うーん。どうしたものか…。

考え抜いて出したのは、【自分が今までやってきたこと】です。

自己紹介でも書きましたが、自分は普段、幼児の子たちとキャンプをすることが多いです。
年少、年中、年長の子たちと都市公園や多摩川河川敷を使って様々な外遊びをします。

テーマも色々とあります。
一年間班のメンバーやスタッフが変わらないものだったり、忍者に扮したり、謎解きをしたりと様々です。

そんな、多種多様な幼児キャンプをしてきた自分が、一番好きな活動があります。

それは「森のようちえん」です。

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「森のようちえんって知ってる?」

みなさんは『森のようちえん』ってご存知ですか?

自然体験活動を基軸とした子育て・保育、乳児・幼少期教育の総称を『森のようちえん』と言います。
この『森のようちえん』ですが、元々、北欧諸国で始まったとされていて、子どもの体験活動の欠如が指摘されている日本でも注目が集まっている教育です。

今では、全国に自然体験活動を基軸とした保育園、託児所、学童保育、自主保育、自然学校、育児サークル、子育てサロン・ひろばなど、いわゆる『森のようちん』が広がっています。

詳しくはここをチェック!
URL:http://morinoyouchien.org/
【NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟】


もちろん、自分も「森のようちえん」を担当しています。
幼稚園・保育園のような日常型ではなく、毎月開催されるイベント型の『森のようちえん』です。

普段運営しているキャンプとは違って、班もなければ決まったプログラムもありません。
自然の中で自由に遊んでいいのが、自分の担当している『森のようちえん』です。


今回は、そんな『森のようちえん』の魅力について、話していこうかなと思います。

まぁ、みなさんに『森のようちえん』っていうものを知ってもらったり、少しでも「いいな!」と思ってくれたら嬉しいです!


「自然を使った保育」

『森のようちえん』の定義は、前述にある通りですが、
ぶっちゃけ幼稚園・保育園でも遠足とか園外保育とか、自然の中で保育してますよね!変わらないですよね!
なんて思った方もいると思います。
なんなら、自分も仕事に就いた当初はそう思っていました…。

しかし!
定義だけだとなんら変わらないように思えますが、実際に関わると全然違うんですよねー。

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「外遊びって楽しい!」

自分の担当している『森のようちえん』に3、4年継続して来てくれた子がいました。
その子は、来た当初「何していいかわかりません…」と言わんばかりに、ただ立ちつくしているだけ。

そりゃそうですよね!
普段はお家で、お絵かきやおもちゃを使って遊んでいるわけですから(笑)

我々スタッフの想いとしては、いずれは子どもたちが自分たちで遊びを考え出して、自然物を使って好きなように遊んでいく。そしてそんな子どもたちを大人は見守る。という姿が理想だと思っています。

でも、経験のない子は立ちつくすんです。


その日は、スタッフが遊びを提案したり、促したりしながら、自然物を使った『おままごと』をして帰っていきました。

その翌週もその子は来てくれて、同じように『おままごと』をしていました。

しかし!
初めて来たときとは違い、より『おままごと』を楽しくするにはどうするか?と考えるようになったんです。
様々な種類の自然物を拾ってきて材料にしたりと、前に来た時よりも積極的に自分で遊んでいました。

前回来てくれた時に、外遊びの楽しさに気づいたのだと思います。


その楽しそうな『おままごと』につられて、気付いたらそこに来ていたお友だちみんなと『おままごと』を楽しんでいました。

その子はそれから、自分のやりたいことをお友だちと共有するようになったり、様々な自然遊びを自分で見つけていました。
今では、初めて来る子に「こうやった方が楽しいよ!」「これはこう使ってごらん?」と、遊びを教える立場にもなっていて、その子の成長する姿を見れたことがものすごく嬉しかったんです。

これが『森のようちえん』の魅力!

自分が担当しているのはイベント型なので、継続して来ることが大事な要素ではありますが、『経験の連鎖』って子どもたちを成長させてくれます。

自然の中での遊びを通して「この遊びをもっと楽しくするには?」「お友だちとならここまでできる!」と、自ら考える力を身につけることができるんです。


『森のようちえん』って様々な方法がありますが、子どもたちが自ら成長していくことのできる素敵な教育だと思います。


学生の方は「ぜひ森のようちえんに関わって欲しいな!」って思いますし、子どもがいる保護者の方には『森のようちえん』をオススメします!

きっと、子どもにとっても大人にとっても、刺激的な時間を過ごせるんじゃないかなって思います!


少しでも「森のようちえんっていいな!」って思ってもらえましたかね?
この記事を書きながら、より『森のようちえん』の考え方を大事にしたいなって思いました!

長々と読んでくれたみなさん。
ありがとうございました!

では、また。


小林こばしり

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