隣のデスクのKさん

会社勤めを始めて３ヶ月半。

今のところ、会社での一番の楽しみは、隙あらば隣の席のKさんと雑談をすること。(仕事しろ)

KさんはわたしのOJT(教育)担当だ。
１才の息子さんがいる。

Kさんはマイペースな人だ。

他部署の先輩といっしょに飲み会に行こうと誘ってくれたと思えば、
「わたしは仕事があるので一時間遅れるね」と、
新入社員のわたしを見知らぬ先輩がたの中に放り込んだりするような人だ。

昼休みに弁当を食べながら、「牛乳みがつよいソフトクリームと卵みがつよいソフトクリームについて」話したり、
回覧を回す隙に静岡と鹿児島の茶畑の違いの話をしたり、
業務の相談をしていたつもりが、Googleマップを見ながら「こんなところにため池があるね」とか話したりしている。

Ｋさんの話でお気に入りなのは、息子さんが砂場の土を食べるという話だ。

公園に息子さんを連れていくと、到着するや否や地面にへばりついて手のひらいっぱいに土をつかんで、べろべろべろーーーと、土を食べるらしい。

もちろんKさんは悩みごととしてその話をしているのだが、

その話ぶりが生き物観察をしているような口調で、わたしはとてもすきなのだ。

昨日の昼は、小学校の時の給食に高野豆腐の唐揚げと、鯨の唐揚げがあったという話をした。

そしたらKさんは、スーパーで鯨ベーコンが売られているのを見たことがあるけれど、ベーコンの外側があまりにもビビッドな真っ赤なので、買わなかったという話をしてくれた。

こんなに雑談ができる先輩がいるのは、会社勤めのなかでもかなり救いだなあとおもう。

ではでは、金曜日、
いってきます。