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「台本」は3種類のパーツで出来ている。

台本印刷の三交社営業部です。
この連載では「台本」についてのお話を書かせていただいております。
前回は「台本」のジャンル、種類について、書かせていただきました。

前回、「台本の中身」についても少し触れているのですが、今回は「台本の中身」についてご説明させていただきます。

台本は3種類のパーツで出来ています。
※台本はその用途ごとに内容が大きく異なるので、一概には言えないのですが…。

以下、それぞれのパーツを説明させていただきます。

①表紙
その名のとおり、本の表紙になります。
4面で構成されており、印刷業界では先頭のページから順に「表1」「表2」「表3」「表4」と呼びます。

表紙(右綴じ)

上図は、「右綴じ」の場合の【表紙】の説明になります。
青い点線は【前付】【本文】ページを表しています。
弊社で作っている台本(特にドラマ・演劇・舞台)は「縦書き」「右綴じ」の仕様であることが多いです。

表紙にはデザインが入ることが多いので、白の紙だけでなく、色のついた紙が使用されることもあります。(弊社でもたくさんのカラーヴァリエーションの紙を用意しております!)
色だけでなく、使用される紙の種類も台本によって様々です。
光沢のある《コート紙》、しっとり、すべすべした質感の《マット紙》、紙の表面に凹凸のついた《エンボス紙》、竹パルプを使用した《ファインペーパー》である「竹はだ」、パール調の光沢加工をほどこした「きらびき」などなど…。

※ファインペーパー…豊富な色や質感・手触り感のある特殊印刷用紙のこと。「品質のすぐれた・素敵な・巧みな」という意味の英語「fine」からきています。

◎参考リンク:紙の専門商社・株式会社竹尾さんが紙について紹介されている連載です。(「きらびき」「マーメイド」は弊社で作成する台本の表紙にもよく使用されています)

②前付(まえつけ)
【本文】の「前に付けられる」ページ、の総称を【前付】と呼びます。
多くの場合、作品の監督、プロデューサー、キャスト、スタッフなどが記載されており、紙についても【前付】ページは「色紙」が使われます。(【本文】は色のない紙が使用されており、パーツごとの視認性を良くする為です)

同様に、【本文】の「後に付けられる」ページ、もあります。
こちらは【後付】と呼びます。公演日程や諸注意、地図などが記載されている場合が多いです。

③本文
台本の核となる【本文】です。映画・ドラマであれば撮影のために使用されるため、シーンとキャストの台詞、ト書きなどが記載されています。
それぞれジャンル(映画、舞台、ドラマ、アフレコ、進行台本etc...)によって記載方法(フォーマット)が大きく異なります。
例として、前回の記事でも紹介いたしましたが、ドラマ・映画書式の【本文】の表記例を以下に貼ります。

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弊社では、お客様のご要望に応じて、いただいたテキストデータ(Wordなど)を上記のような書式(フォーマット)に変換させていただいております。
「O's Editor」など、上記のような台本形式で編集・印刷できるソフトで作成いただいたデータを弊社に入稿していただく場合もあります)

以上、台本を構成する3種類のパーツについてご説明させていただきました。

日々、【こんな用途でこんな台本が欲しい、作りたい!】というご要望に併せて、それぞれ台本を作成させていただいております。

「台本」について何かありましたら、まずは弊社までご相談いただけましたら、と思います。


具体的なお問い合わせは以下のURLでのフォームからご送信ください!金額面など、できる限り努力させていただきます。

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