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月に一本、映画とゲームのエンディングを見るという話-22年6月編

 また少し遅れましたがクロノクロスの呪縛から解き放たれた瞬間から、大量にゲームをプレイできています。自由って素晴らしい。やりたいのに面白くなくてやりたくないという変な感情と戦うのって本当に不健全だったなぁと思いました。また仕事も忙しいんですが楽しいので良し。

春ゆきてレトロチカ

 Square Enix発hand開発の実写ドラマゲームではございますが、なにを隠そう隠れてませんが428のディレクターである伊東幸一郎さんの新作な訳です。
 それはもう期待しない方が嘘だろという感じだし、実写?全然ありよって思う訳で右肩ブンブン振り回しながらゲームをプレイしました。
 あれ~~~~~ちょっと違ったかも……って感じでした。もとより期待したゲームほど中身を調べずにプレイするので私の思い違いでしかないのですが、要するに期待してたのとちょっと違ったなぁ……っていうのが本音でした。しらないよそんなのって言う感じですが。
 これは街や428の用なお話ではなく、どちらかというとチュンソフトラインの話になりますが、ミステリラインの方の作品です。明確に事件が起きて、推理パートが存在し、状況を整理して仮説を立てて犯人を導き出します。
 面白かったけれども、めちゃくちゃ面白かったとは言えなくて428の面白さがもはや異常だったのかなと思い返しました。私に奇跡が起こるならまた記憶を無くして428をやりたいなと思います。
 あと、春ゆきたのかも定かではなく、レトロチカって感じもあんまりなかった気がします。どうなんでしょう?


・世界のための全ての少女

 yondray制作のデッキ構築型ローグライクゲームです。
 単純にローグライクゲームとして、パラメータゲームとして非常に良く出来ており、何度も何度も繰り返しプレイでき、ただただ純粋に良く出来たゲームです。まじです。
 キャラクタやUI含め可愛らしいデザインになっており、ちゃんと愛らしさの中に背景の寂しさも含まれており、トータルの出来が非常に良い作品です。
 ただ、難易度がなかなか高く通常プレイでのクリアはできましたが真エンド到達は到達できていません。そもそも3年目のテストが未だに安定してクリアできないのでビルドを楽しむ余裕もまだまだ足りていないです。
 エンディングは迎えましたが、ただプレイする事自体が楽しく今後も定期的に遊ぶ事になるだろうなと思います。1プレイが短いのもお勧めのポイントです。

・dele

 本多孝好さんの小説原作のドラマ版です。ドラマかよと言われるかもしれませんが、そうですかれこれ数年振りに連作ドラマを見ました。最後まで見きったドラマはもう記憶が無い位ドラマを見ていなかったのですが、VRの友人と会話をしている際に教えてもらい見る事にした訳です。
 本作はデジタル遺品の処分を請け負う会社で起こる人間ドラマです。遺品整理は良く問題になりがちですがデジタルの観点は割りと現実的かつ珍しく、指定したファイルを契約すると死亡が確認された後責任を持って消去してくれるわけです。大抵の人はえっちなフォルダを消して欲しいとかそういう物になるとは思います。
 ただ、この作品で扱われる消去対象はもっともっと個人を象徴するようなデータで、両親に対する恨みだったり、汚職のデータだったり。こと普通に生活をしている人では持たないような、見られたくない相手も明確だったりするような。そんなデータ群とのお話です。
 結果的にこの作品が何が言いたいかというと、残されたデータの真意が全くわからない事で、なぜかというとそのデータを物語上契約してるにも関わらず中身を確認する事になるのですが、その状況になる以上そのデータの持ち主はこの世から居なくなっており、データの意味はわからないという事です。
 この作品は死者ではなく残された人の物語です。なぜこのデータを消そうとしたのか、なぜ残された人から削除しようとしたのか。そこの触れて人を理解しようとする物語です。
 武田綾乃さんの「その日、朱音は空を飛んだ」という小説も自殺した朱音の話ではなく、自殺した後残された学生たちの物語でした。死人に口はありません。どう解釈するかは残された人間でしか無い訳です。

 というわけで映画は見れてませんのでなにか映画を見ようと思います。あと小説が溜まっていますので読みたいなと思う所なんですが大量にゲームを消化しているので溜まっていたストレスをゲームに突っ込んでいます。そうですゲームなんです。でも映画もみたいぃ……先月見たdeleが1時間ドラマの8話分の為時間換算でいうと映画3本分くらいではあるんですが、まぁそれはそれ、これはこれということで。百合の接種も少なくなってまいりました。百合を接種します。

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