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テクニック氾濫=チャンス
以前、うちのアシスタントが面白いものを見せてくれたのを思い出しました。それは、あるブログ記事でしたが、人の心を掴む方法が書かれていました。オリラジの中田さんの言葉を引用した記事。
伝えたいことは、人の心をつかむテクニックです。こういうのを知ってたらビジネスが円滑に回るとおもっているから情報として出しているんだと思います。
で、こういうの見るたびに思うのです。
「おぉぉぉぉ、チャンス到来」と。
どういうことか、ということをお話する前に、一つケースを紹介しましょう。
テクニックに振り回されるのはこんな人…
例えば、今回なら人の心をつかむテクニックというのがテーマになっているわけです。で、こういうのって100人にやらせたらうまく使える人は5人いたらいいところ、というのが現実…つまり、95人は失敗すると思うのです。何故、そうなるか?
それは…
テクニックだから。
普通はテクニックだけ教わっても使えません。こういうの好きで読む人はテクニックを知ったら出来ると信じてるでしょうけど、実際は出来ないケースが多い。そうなるのは…
テクニックは背景の思考によって効果のほどが変わるからです。
例えば、「セミナーでは一番はじめに手を上げろ」という教えがあります。こういうのってテクニックですよね。で、こういうのは背景にある思考によってはろくなことになりません。
このケースでよくある背景思考は「相手に覚えてもらうため」だったりします。だから、人脈術みたいな話でよく言われます。
でも、ここで一歩、考えを深めると…
相手に覚えてもらいたいのはなぜか?という疑問が湧いてくるわけです。答えは、明らかですよね。人脈形成したら仕事がうまく回るからでしょう。そ
相手に覚えてもらいたいのはなぜか?
↓
人脈形成したら仕事がうまく回るから
これだと相手からすると利用されている気しかしませんよね。しかも、そういうのって本能的に見透かされます。相手が大物であればあるほど相手にされないのではないでしょうか。裏をきっちり見透かされ、相手にされないか、逆に恥をかかされることもあるかもしれません。
だから、人脈形成は出来ないケースが多い。出来たとしても実は力のない人と人脈を作ってしまって、却ってややこしいことになりかねないわけです。
テクニックを使いこなすのはこんな人…
でも、同じ「セミナーでは一番はじめに手を上げろ」というアイデアを実践する時にその背景に「この内容、確実にモノにしてやる」という思考だったらどうなるか?
当然、相手の話を考えながら聞きますよね。「この話し、自分のビジネスに応用するならどうしたらいいだろう?」みたいなことを考えながら聞いてたりします。
で、そういうことが出来る人って普段からそういうことをやっているから、相手の話の内容の一つ奥を知りたくなったりするわけです。結果、手を挙げて質問する。それがたまたま1番手の時もあるし、そうじゃない時もある。
しかも、こういう自然なケースの場合、当然、問う内容は深いわけです。相手が大物であればあるほどそういうのが来たら喜ぶから人脈が出来る…みたいなことはあるわけです。
テクニック氾濫=チャンス
このように、同じアイデア、アクションでも背景が違うとこうなるのです。つまり、テクニックというのは使い手による。使い手の思考によるのです。
で、先に書いたように、こういうテクニックが氾濫すると僕はチャンスだと考えます。以前、老子の話を出しましたが、それと同じ。
テクニックが氾濫する、ということはどういうことか?
テクニックを使いこなせない人がたくさんいる、という証明なのです。
こういう状況下でこの認識でこういう仕組みの理解をした上でテクニックの使い方を本気で伝授したらどうなるでしょうか?
これがビジネスでうまくいくコツになるわけです。これをコーチに活かしていくと顧客が気づいていない深層が見えてきたりするんですよね。
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