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逆説法則

 老子という思想家、賢人をご存知でしょうか。僕は座右にしています。そんな老子は儒教をあまり良しとしませんでした。儒教は当時、中国で流行りの哲学として流布していたのですがそれに対して老子はこう言います。

「仁義が大事と言われるときは仁義がなくなってるってことだ」

老子

逆が真相

 もう、見た時にしびれました。今でも通用する考え方です。今なら情報リテラシーがどうとか資産形成がどうとかよく耳にしますよね。情報リテラシーが騒がれる、ということは情報に翻弄されてる人が多いということです。資産形成が騒がれるということはお金の心配をしている人が多いということです。

 僕達ビジネスを提案する側はこれを知っていると良いと思います。例えば、ウェブを使ったスモールビジネスを扱っている人たちの間ではなんと言われているか?

 例えば、「自動化が重要」…よく言われてますよね。これ、何を意味するでしょうか?本当の姿はこの老子の考えをもってすれば見えてくるかもしれません。 

 それだけ継続的な売上を作ることが難しいとおもっている人が多いことを意味するかもしれません。ビジネスやっているのに時間的な余裕がない人がおおいことを意味するかもしれません。もっというと幸せに、充実感を持って楽しくビジネスやっている人が少ないということを意味するのかもしれません。楽に継続的に売上を上げたいというエゴが肥大化した人が多いことを意味するかもしれません。

 なんせ、世間で騒がれていることはその逆がたくさんいるのが真相だと言う視点で見ると色々と日常にヒントが落ちている、というのは言えることだと思います。

逆になる法則は自分を知ることにも使える

 ちなみに、これはご自身にも当てはまるのではないでしょうか。普段、自分はなんと言っているか?普段、自分は何をしているか?それは何を表すのか?

 例えば、初詣とか行ってお願い事をするのはこの法則がわかりやすく働いておる例です。僕も昔はしておりましたが…例えば、「商売繁盛」を祈願しているとします。ということは、何を表すでしょうか?

 これ、「今の商売の状況は不満である、もっと金がほしい。だから、神さん、頼んまっせ」ということを言っているのと同じなのです。もちろん、本人はそんなつもりはありません。今以上の発展を願っているのでしょう。でも、そもそも発展していたら絶対にその願い事はしないわけです。ということは100%ではないにしてもいく分かは現状に不満がある、と言っているわけです。それを神に祈念している、というのはなんとも不敬なことだと感じるのは僕だけでしょうか。

 これは一例ですが、こんな風に自分に当てはめると実に深層で自分は何を考えているのかがわかってきたりするのです。何もコーチやビジネスに限りませんが、本当の自分の姿が見えたらやるべきことはわかるものです。

 この老子の思想。糧としていきたいものです。

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