【ラノベレビュー 12】 『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 4』
こんにちは、Kanon です。今回は…
ロシデレ4巻の感想記事です。
前巻の内容はこちら
あらすじ
感想
この巻のメインテーマは政近の過去について
物語の始まりは、"久世"政近ではなく"周防"政近だった頃の話から始まります。
政近の中では、母親のために過去に努力を積み重ねたものの、結局母親は自分たちを拒絶してしまったようです。
それは政近だけではなく、母親と結婚するために警察官という夢をあきらめて外交官になった政近の父親に対してもそうでした。
そんな経緯から、政近は恋愛というものに対して、「一度気持ちが冷めてしまえば、二度と元の関係には戻らないもの」という見解を持っているため、誰かを愛するということにとても臆病になってしまっています。
この政近の心理状態が、今後の展開にも大きくかかわることでしょう。
ついに…アーリャさんの恋心に政近が気づく
急展開…
恋心に気づくのはもっと先の展開だと思っていたので、驚きを禁じえませんでした。
せめて生徒会選挙が終わる直前だと思っていたので、この時点での気づきが今後の展開にどう影響してくるのかが気になるところです。
ラノベのお約束「花火あたりでくっつくのに」のフラグはうまく回収されましたが(笑)
そして政近が幼いころに出会った"あの子"もついに登場!
この巻のラストにイラストだけで登場しているのですが…
"あの子"とはマーシャさんでした。
まさかのロシアン美人姉妹と三角関係!?
という、作品の展開に関係する要素が増えてきて、若干混沌としてきましたね。
作品展開の要素
ロシア語で時々ボソッとデレる
生徒会選挙でアーリャとともに闘う
new!! → 幼馴染のロシアン美女が再会したら癒し系お姉さんになっていた件
いやいやこれなんてラノベだよ…(ロシデレです)
ただそうなってくるとマーシャさんは幼馴染属性か…そうか…負けヒロイン属性…(うっ、頭が)
総評
今巻ではこれまで伏線としてきたものが一気に回収されてきたおかげで、急激に物語が加速し始めた印象です。
伏線は回収したものの、今後の展望については全く見えていない状況なので、続きを待つしかないのかなぁというところですね。
個人的には、「ここでほとんどの伏線を拾ってしまったせいであと2,3巻で完結してしまうのか!?」とか「方針に迷った結果のテコ入れなのか…?」と勘ぐってしまいますが、現時点ではどれも違う気がしてなりません。
早く5巻が出てほしい!
きっと4巻を読んだ人はみんなそう思っていることでしょう・
続きが楽しみです!
以上、『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 4』 感想 レビュー ネタバレでした。
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