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「豆の上で眠る」大人読書感想文 part 1

ウッとなった。

「悲しい」とか「気持ち悪い」とかの
ウッてゆう感じじゃなくて

「知らなかった感情」に出会った時の戸惑いと言えばいいのかな

いやぁ何て言えばいいかわからないけど
心がえぐられたような作品。

ストーリー自体を客観的に見ると
ホラーっぽいて訳じゃないんだけど

読み進めていくと主人公と一緒に
主観的な視点が生まれてきて
ホラーのような怖さも感じる作品。


でもすごく良い本に出会えた気がする

と....言うのが読み終えた最初の感想です
(いい年した大人なのに表現力低くて泣ける)


(大人になってから書く読書感想文って想像以上に難しいやん....)

本作が田舎町の話だから、
田舎の写真を📸

「豆の上で眠る」- 湊かなえ

うーん、切ないなぁ。

あ、切なさか。切なさだ。
切ないが1番しっくりくる表現か....


でも、切ないんだけど
失恋とか思い出の物を無くした時のような
淡い色が混ざるような切なさじゃなくて

色で例えるとすれば
臙脂色(えんじ)に紺色を足していくような


暗くてダークな感じの切なさかなぁ
(伝わりにくくてゴメンナサイ🙏)

(暗いもダークもほぼ意味一緒やんとは
自分でも思う)

読み終えた時はふと昔にwowow でやってた
ダブルフェイス(香川照之と西島秀俊のドラマ)
のラストを思い出した。
(ジャンルは全然違うんだけど...)

このドラマは最高に激シブだった

読者も主人公も

行き場のない感情を抱える感じに
ハッピーエンドで終わらない日本的作品
の奥行き感に触れた作品でした。


ガリレオシリーズの東野圭吾作品とか
殺し屋シリーズの伊坂幸太郎作品みたいな

伏線回収からの最後にドンっと
一撃があるようなミステリーとは違って


どんどん主人公の心情と
自分の心情がシンクロしていくような

じわじわっと感情がえぐられて
最後にグサっとくる(読書好きにはいい意味で)
ミステリー作品。


本物ってなに?
偽物ってなに? みたいな


知ってるはずの答えなのに
信じてた答えが覆ってしまう怖さを
自分自身で触りに行くような感覚になるというか...   (うまい表現がみつからない🥲)

個人的には好きなタイプです。

読み終えた後は、
明確な写真的な画は浮かびづらいけど
ジワっとモヤっと感情が渦巻くような感じ...

世界観に浸れるって言えば
なんかカッコよく聞こえるかも。

(毎回このタイプの小説読むと
ちょっと病みそうだけど笑)

女性作家が執筆しているからか
少女目線の心情も
大人になってからの心情描写も繊細で


直感的にはなるんだけど
他の男性作家とは少し違う視点を感じて
読みごたえがありました。

そういう意味でも読後の満足感は
凄く高いし
読中もあっという間に読める楽しい本でした!
(楽しいって言葉が本作に適切かどうかはちょい微妙か...)

ちなみに本作を読んだきっかけは
職場の美人+清楚+知的な
(ちょっとギャル要素もある)
先輩が貸してくれたんだけど

まさかここまで想像以上に
メンタル深い系の小説読んでたとは笑笑

予備知識ゼロで読んだからか
タイトルだけでは想像できない展開で
衝撃的な作品でした。最高です。


普段読まないタイプの小説は
人からおすすめされて読むと色々発見があって
学びになります! 

(先輩と本の出会いに感謝🙏
ありがとうございます!)

と...言うことで
初めて投稿する大人読書感想文。 
(内容ペラペラだったけど笑)


これからも気ままに書いていければいいかな

いや、書いていこうと思うに候。

#湊かなえ#豆の上で眠る#読書感想文#小説
#お気に入りの本

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