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アリとキリギリス

「アリとキリギリス」はイソップ物語の一つで多くの方がご存じかと思います。
暑い夏の間に、冬に備えてせっせと働き食料を集めていたアリと歌ってばかりで働かなかったキリギリス。
冬が来た時にアリは備えていた食料で過ごす事が出来たが、キリギリスは食べ物がなく飢えて死んでしまうというお話です。

子供の頃、この話は「怠けて働かないでいると将来は大変なことになるよ」という感じで聞いた記憶があります、アリさんのように働きなさいと。

確かに、辛い最後を迎えたくはありませんが、何の楽しみもなく、ひたすら働き続きるというのも楽しくありません。
遊んでばっかりでもなく、働くだけでもなくどちらも大事という、最近で言うところのワークライフバランスってやつですね。

あと、この物語で気になる事が2つあります。

1つ目は、私の記憶では、キリギリスは食料が無くなった時に、食料を分けてもらうためアリさんを尋ねています。
しかしアリさんは、夏に一つも働かなかったキリギリスに対しては「遊んでばかりいたくせに」ということで食料を分け与えることはしませんでした。

もしかしたら、キリギリスは夏の間に1度でもアリさんを誘って一緒に歌を歌っていたらアリさんの対応は違っていたかもしれませんね。
一緒に楽しんでいれば相手に対する対応は違いますからね。

2つ目は、アリさんは夏の間せっせと働いて十分な食料を確保して安心して冬を迎えているはずですが、食料が半分を切った時に、心配し始めるのではないかと言う事です。
夏の間、働き続けているくらいですから心配性である事が想像できます。
でもせっかく、せっせっと働いたのだから心穏やかに過ごして欲しいものだと思います。

では自分はどうかというと、キリギリスのように遊びほうけていたわけではないですが、アリさんのような十分な蓄えはないです。
人の事を心配している場合ではないですね。

私も人生を楽しみながらも蓄えができる生活を目指したいと思います。

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