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思い出を売る男

「世にも奇妙な物語」という不思議な世界を描くドラマがあります、その中の一本に「思い出を売る男」という話があります。
借金に困った男が思い出を売るというものです。
何やら怪しげな機器に入ると、思い出は吸い取られ、買った人の思い出として注入されます。
売ってしまった思い出は吸い取られっていますので、そのことについては何も思い出せません。
ドラマの中では、部活動の記憶を売ってしまった主人公の男性は昔の部活仲間と会っても話が出来ません。なにせ記憶がないのですから。
そんな状態になることがわかっていても、主人公の男性はお金に困っているので、いろいろな思い出を売ってしまい、ほぼ何も思い出せ亡くなってしまうというお話しでした。

ドラマの中ではよく売れるのは、学生時代の部活動とか、初恋の思い出だということでした。
現実の世界でも、感動的な部活動や心がざわつく恋の話とかは人の話でも聞きたいものです。
幸いなことに、人には想像力があるので、怪しげな機器を使わなくても、思い出が書かれた文書を読めば自分ごとのように、感じる事ができます。

おかげて、自分の思い出がなくなる心配なく、安心してみんさんにお伝えできますね。
人間てやっぱり凄いですね。

ところで、ドラマの主人公は新しい思い出を作れるというエンディングでした。
希望が持てて良かったです。

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