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ありのままのアリは蟻のまま

「ありのままに生きようとしたアリは蟻のままだった」
これは70年代に活動していたあのねのねというグループの「みかんの心ぼし」という歌の歌詞の一部です。
これを聴いていた当時は、単に語感が面白なと思っただけでした。

今では、ありのままのアリは蟻だが、ありのままの自分は何者なんだろうと考えるようになりました。
ありのままというのは自分そのものという事だと思いますが、素の自分って自分でもわからないです。

私は子供の頃から、いわゆるいい子でした。というかいい子を演じていました。(学校の成績はいい子ではありませんでしたが)
私には姉がいたので、姉が親に怒られるのを見ては自分は怒られないように行動に気をつけていました。
おかげで私は親にあまり怒られずにいい子でいられました。お姉さまさまです。

一方で、親に怒られない事と引き換えに、自分のやりたいことを我慢する癖がついてしまったようです。
おかげで今では本当にやりたいことがわからなくなってしまい、ありのままの自分とはどんな自分かわからないです。

もしかしたら、いい子(大昔に子供ではなくなりましたが)でいるのが、ありのままの自分なのかもしれませんね。

やっぱり、ありのままのアリは凄いです。

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