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女の人に恋をした「挑発、屈辱、スイッチ」

「挑発」

私の記憶に鮮明に残っているのは
果実を食らう貴女の細い腕まで垂れた
甘ったるそうな果汁をすくった赤い舌が
妙に官能的だったことぐらいだ

「屈辱」
挑発的な視線でゆっくりを口角を上げる
形の良い唇の隙間から溢れる言葉は
私の屈辱と快楽を誘い出しては弄ぶ
腰の辺りからぞくりと電流が走る

「スイッチ」
細い指で器用に外されていくのは
白いシャツのボタンと、あってないような理性
痺れるような期待と緊張が交錯する
与えられる幸福をひとつも取りこぼさないよう
貴女を受け入れる

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