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T'S BAR 31夜 DIZZY MIZZ LIZZY

Dizzy Mizz Lizzy / DIZZY MIZZ LIZZY

大人になってからも新しい曲やアーティストを発見するのが楽しみで、CDショップの視聴機によく噛り付いていました。
このディジー・ミズ・リジーを知ったのはずいぶん前のことですが、この時もCDショップの視聴機で聴いたのがきっかけで好きになりました。

サブスクのお薦めプレイリストはよくできていると思うのですが、出会いのインパクトが弱いと感じます。
やはり、1曲ではなくアルバムを通して聴くことや、CDを買うという出費がともなうこと、自分で選んだという能動的な行動があることなどは、気持ちの面でも影響するのでしょうね。

バンドがデビューした90年代は、30代の会社員で、それなりに忙しくしていた時期でした。
なので(スェードなどもそうですが)、アルバムを買って聴いてはいても、アーティストについて調べたり、関連する音楽にまで広げて聴いたり、ということはしていませんでした。
2枚のアルバムを残して解散してしまったので、それっきりにしていたのですが、その後、再結成していたようです。
昨年には新譜も出ていたようで(まだ聴いていませんが)、気にして追いかけていれば良かったなと、今になって思います。

オーソドックスなロックをやっているようでいて、全体を引っ張る歪んだギターサウンド、メロディアスな歌、癖のあるリズムなどが特徴的で、オリジナリティのあるバンドなのです。

たしか、デンマークのバンドでした。
北欧には良いバンドがけっこういますが、ミューとかルーカス・グラハムがデンマークだったでしょうか。
単なる思い込みかもしれませんが、メロディを大切にするバンドが多いような気がします。

ディジー・ミズ・リジーも切な系のメロディが魅力のポイントではありますが、このバンド最大の強みは、何と言ってもギターでしょう。
どんな曲でもギュンギュン弾きまくる感じが最高です。
あまり有名では無いかもしれませんが、このデビュー・アルバムは、ロック全体を見渡しても、名盤だと思うのです。

明日は早起きなので、ガツンと聴いて早寝します。