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T'S BAR 26夜 Led Zeppelin

Ⅱ / Led Zeppelin

ZEPはどのアルバムも、前半の曲が素晴らしいのに後半の曲は印象に残らない、と思ってしまうのですが、この「Ⅱ」だけは違います。
アルバムの最初の曲から最後まで、全曲素晴らしいです。
(そもそも後半の曲は印象が薄いということ自体が偏見かもしれませんが・・・。)

レッド・ツェッペリン(以下ZEP)をリアルタイムで聴いたのは「フィジカル・グラフィティ」からでした。
ZEPで最高のアルバムというと「Ⅳ」が選ばれることが常ですし、その理由は納得がいくものですが、私にとっては「フィジカル・グラフィティ」がベストです。

もちろん、「フィジカル・グラフィティ」に出会う前に、「Ⅰ」から「聖なる館」まで聴いてはいました。
全てのアルバムに個性があり、名曲があります。
ジャケットもカッコいいです。

中学生の頃で、学校ではキッスやクィーンの方がディープ・パープルよりも人気がありました。 ZEPは、さらにその下だったでしょうか。
レコードを聴くと、意外とアコースティックな音が鳴っています。
このフォークロアな感じが、外国の過激なロックを求めていた日本の中学生には、しっくりこなかったのだと思います。

でも、「Ⅱ」は、なんだか他のロックバンドとは別格なものを感じて、何度も聴き込みました。
この思い入れの強さで、今夜は「Ⅱ」を最初から聴き直してみようと思ったわけです。

昔、独りで自室にこもって聴いていたので、これといった思い出が無いのが残念ですが、「The Lemon song」から「Thank you」への流れと、余韻を残してA面を終える感じが好きだったなぁ・・・。