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mono-gatari 出店紹介『Laughter』

『Laughter』の紹介は、ゲストライターのやまもとこまきがお送りします。
Writer:やまもとこまき https://twitter.com/yamm014k

こまちゃん取材風景

異国の地を西陣で繋ぐ、一杯のコーヒーと伝える物語

千本通から寺之内通を東に300mほど入ったところ、赤い屋根が目印

西陣の閑静な住宅街に店を構える、タイ産コーヒー豆の自家焙煎店「Laughter」。目を惹く赤い屋根が印象的です。タイ現地のコーヒー豆農家と直接取引を行ってコーヒー豆を仕入れているのが、Laughterの特徴。
 そもそもなぜ、タイコーヒーを取り扱うことになったのか。Laughterを経営する株式会社アカイノロシ代表の矢野は、「タイコーヒーに出会うまでは、コーヒーを飲んだことが殆どなかった」と語ります。学生時代、偶然にもタイを訪れる機会を得た矢野は、そのとき現地で飲んだコーヒーの美味しさに感銘を受けます。帰国したのち、同じゼミ生だった三輪とともに足しげくタイを訪れて、コーヒー豆を仕入れる販路をひらくため奔走していました。

「Laughter」、”笑顔”を冠する焙煎店

チャーリーさんのマーク入りマグに入っているコーヒー

 立派にたくわえられた髭とサングラス、ニカリと笑う口元が印象的な、Laughter のシンボルマーク。モデルはタイ産コーヒー豆の生産者である、現地の少数民族、アカ族のチャーリー氏です。
 Laughterが提供するのはチャーリー農園で生産されているアラビカ種というコーヒー豆。タイで生産されているコーヒー豆のうち、99%はロブスタ種。Laughterが扱うアラビカ種はその1%にも満たないと言います。ほとんどが国内消費されていて価格も高く、通常であればわざわざ輸入をする理由はない。そうした背景もあり、日本にはアラビカ種のコーヒー豆が流通していないことを知った二人は、だからこそ今タイを訪れ、偶然にもタイコーヒーと出会った自分たちが扱うことに意味があるのではないかと考えました。
 大学在学中に、アルバイトで旅費を稼いで毎月タイ現地を訪れていたお二人。チャーリー農園と何度もやりとりをし、ついにコーヒー豆の販路を拓きます。

 何度も顔を合わせ、共に過ごした日々は、二人の店主と生産者の間に笑顔をもたらしました。「Laughter 」とは「笑顔」という意味。一杯のコーヒーの背後に、そしてコーヒーを味わう人に、笑顔があるようにという願いがこめられています。
 現在、店頭には主に三輪が立って焙煎と接客を担当し、矢野は主にディレクションやプロデュースを担っています。これからも少しずつ、他の国でも販路を増やしていきたいと語る矢野。次はどのような縁が結ばれ、物語が生まれるのか、陰ながら楽しみです。

店主の三輪さんがお客さんと談笑中

 コーヒー豆は収穫して乾燥させたのち、痛みや傷があるものは手作業でより分けるのですが、アカ族はこのハンドピックがとても丁寧なのだとか。状態のよくない豆が混じっていると、コーヒーを淹れた時に雑味が生じます。しかし、チャーリー農園から届くコーヒー豆は店頭で再度より分ける必要がないほどに、とても綺麗。そのおかげで、Laughterで提供しているコーヒー「チャーリー」は、まろやかでとても上品な味わいです。
 今回、mono-gatari でも「チャーリー」が出品されます!コーヒーが得意ではなく、普段はあまり飲まないという方からも「Laughterのコーヒーは好き」という声が上がる、人気の一品。ぜひこの機会にご賞味ください!

Laughter
アクセス:
〒602-8498 京都府京都市上京区西熊町289
HP;https://laughter-coffee.com/

Instagram:https://www.instagram.com/laughter_coffee/


mono-gatari 公式サイトで、出店者を確認しよう!


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