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「助けて!」と声に出せたとき

私はずっとゲーマーだった。
ゲームのし過ぎで小学校で既に視力は0.6だったことを記憶している。

ゲームを封印したのは中学生の頃。
バスケットボールに打ち込んだことがきっかけで、大人になっても遠ざけた。バリキャリ街道まっしぐらだった当時の私はイキってこう言った。

「ゲームなんて時間の無駄で、生産性のない馬鹿のすることだ」

しかし、ひょんなことから
2022年11月にswitchと一緒にスプラトゥーン3を購入したのだった。
そして、イキった発言をした自分をぶん殴りたい。

ゲームさいこーーーー!

通院を継続している病院があるんだけど、主治医がスプラトゥーンを狂ったほどに愛していたことがキッカケなんだよね。通算プレイ時間は4000時間を越えている猛者中の猛者であり、今や大先輩。

やってみたら、見事にハマったよ。
長年封印していた、ゲーマー心が大爆発した。こころが、ウキウキした。

中でも、スプラの「サーモンラン」というモードに心奪われた。

4人1チームで海から襲い掛かってくるシャケ達を倒し、倒したシャケから出てくる金イクラを回収してノルマ達成を目指す協力ゲーム。

初見プレーだった私は、友人とボイチャをしながら始め、シャケの倒し方などを教わりながらゲームを進めていった。

このゲームは、一定数のダメージ(シャケからの攻撃)を食らうと死んでしまうんだけど、そこで終わるわけではなく「浮き輪」になる。(トップ画像参照)
そして、ある言葉を発して待っていると、仲間がインクを当てて生き返らせてくれる仕様になっているんだけど

その言葉が「ヘルプ」だった。

ボイチャで「助けてぇ!」と大きな声で叫んだ時に、私はうっかり感動してしまったよ。

こんなナチュラルに「助けて」と言えたことがあっただろうか?
たかがゲームだが、日常で「助けて」と言えずに苦しんだ出来事と重なってしまい、この「ヘルプ」という機能に、なんだか救われた気持ちになった。

それがハマった理由なんだよね。
最近は「上手くなりたい」という向上心から、そいういった純粋な気持ちを忘れかけているんだけどね。いけないいけない。

仲間って、いいよなぁ。
そんなことを思わせてくれるサモラン。

初心を思い出せたよ。ありがとう。

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