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経験が全て【勉強しました】は意味がない

ラ・リングア語学学校でインターンをしているさもちゃんです。

シドニーもロックダウンの規制が緩和され、少しずつ活気が戻ってきました。それに乗じて新たな仕事を始めようとカフェで働き始めました。

なぜカフェなのかと、経験が全てという事がどういう事なのかを書いていきたいと思います。

カフェで働く理由

シドニー(オーストラリア)は、コーヒーがとても有名です。バリスタであれば、それなりに生計を立てられます。なにより、お客さんからの要求(オリジナルのコーヒー)がありバリスタの腕の見せ所といった具合です。

なぜ、カフェで働くことを選んだのかというと三つ理由があります。

・働きたかったから
・人が集まる場所
・オーナー(フランチャイズ)

一つは、コーヒーを飲むのが好きだったのと、実家で祖父に習い何度か豆を挽くところからやった事があり何となく好きだったからです。コーヒーを淹れられるようになると少しかっこいいというのもありますし、将来ゲストハウスをやりたいので一つの商品となり得るので考えてました。

二つ目は、ローカルである事です。それぞれのカフェには毎日くるファンがいます。また、気軽に立ち寄り小一時間過ごす人もいれば、ミーティングに使う人たちもいます。
このような環境であれば知り合いが多く作れる可能性があるなと思いました。また英語環境であるので英語を話すしかないのもまた自分には大きいのが理由です。

三つ目は、オーナーです。現在働いているカフェはオーストラリアに30店舗近くあります。その中にはフランチャイズのお店もあり、その一つが私が働いているお店です。3年前に買い取り人気店に変えました。
よく、オーストラリアに留学した事がある人が、『オーストラリア人は適当だからね、働くのも気楽だし、日本よりも楽だよ』といっていますが、そんな事もないのがリアルです。
適当に働いていたらビジネスは100%成功しません。ましてや、オーストラリアのカフェ市場はかなり難しいです。美味しくなかったり、サービスが良くないと次の日から来ないことはあるくらい、すぐ結果として出ます。
オーナーはすごく細かく、一つ一つお客さまを考えて行動するように指示をしてくれます。

例えば、閉店間際の片付けの際に、もしお客さんがいたら音を立てずに席を運べと言われます。

日本でも接客(サービス)がしっかりしているお店であれば当たり前?かもしれませんが、私はこういう細かいところ(顧客視点)を気にするオーナーであるからこそ、人気店にする事ができたのだと思っています。そして、そういう視点を常に持ってる人からは学ぶ事が多くあると思います。だから、今のお店で働きたいと思いました。

経験が全て

今でこそカフェで働けていますが、まずコロナの状況でなければ働くことは難しかったと思います。

理由は二つあり、英語力とカフェでの経験です。

英語力で言うと、聞く力はあるけれどスタッフの話すスピードとお客さんとやりとりをする力がまだまだ足りないです。実際に勉強もしてきていたのでそれなりに自信はあったのですが、拍子抜けするくらいまだ足りなかったです。勉強だけではなく、いかにシチュエーションに適した英語を使ったか(経験)であることを身をもって経験しました。

もう一つは、カフェでの経験です。英語力に通ずるものでもありますが、ホスピタリティの仕事であるのでお客さんと話してなんぼの世界でもあります。会話が飛び交い、コミュニケーションの嵐です。(将来作りたいスタイルです。)
お客さんと毎日少しずつコミュニケーションをとっていくことで、お互いを知り『Hi mate!』など友人かのような深い関係性が築けていけます。
そして、カフェといえばバリスタです。カフェはバリスタが作るコーヒーの味が、そのお店の味になります。ここは何より経験で採用するかどうかが決まります。
ですので、カフェで働きたいからといって簡単にはバリスタのポジションにはなれず、皿洗い⇨フード⇨接客⇨バリスタのように、かなり時間がかかります。

面接でも、一番最初に
『Can you make a coffee?』と聞かれました。

ちょっとコーヒーを勉強した事があって、ちょっと作った事もあると言おうとした時には、『作れるかどうかにだけ答えてくれ』と食い気味に言われました。

この時に、いくら知識があっても経験がなくてはダメだなと改めて思いました。

これからは、『知ってます』ではなく
『やったことあります』+その結果が大切になってくると思います。

私自身ももっとローカルに突っ込んでいき、いろいろな経験をしていこうと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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